漢方薬・生薬認定薬剤師とは?取得方法とメリット
漢方薬・生薬認定薬剤師とは?その役割も解説
「漢方薬・生薬認定薬剤師」は、日本薬剤師研修センターと日本生薬学会による認定で、漢方薬・生薬に精通し、患者さんや他職種に対し情報提供を行うことができる薬剤師であることを示すものです。
数ある認定資格の中で、勤務歴や論文・学会発表という取得するための条件がないため、小さな薬局やドラッグストアに勤務する薬剤師でも目指しやすい認定と言えます。ただし、研修を受けられる人数が非常に限られるため、取得が難しい認定という見方もあります。
認定を取得するメリット・強み
漢方薬や生薬に詳しい薬剤師であると、患者さんや他職種にアピールできます。認定取得・更新時に申し込めるIDカードは、名札として使用できます。また、漢方に関する民間団体は複数ある中、公益財団法人である日本薬剤師研修センターと、歴史ある日本生薬学会という、一般的に信頼度の高い団体の認定であることもポイントです。
「漢方薬・生薬認定薬剤師」は、こんな人向け
漢方薬・生薬について知識を深めたい
明確な得意分野を持った薬剤師になりたい
勤務歴や論文・学会発表の条件がない認定を目指したい
領域 | 更新年 | 勤務歴 | 試験 | 論文 | 学会 | 症例報告 | 薬局薬剤師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
漢方薬・ 生薬 |
3年ごと | - | 取得時 | - | - | - | ◎ |
漢方薬・生薬認定薬剤師の詳細
認定団体:公益財団法人日本薬剤師研修センターおよび一般社団法人日本生薬学会
申請に必要な資格:
1. 薬剤師の国家資格
(初回取得時、更新時に必要な単位や条件)
初回取得時 | 更新時 | |
---|---|---|
必要単位 | 研修会への参加8割以上 薬用植物園実習レポートの提出 |
3年間で30単位 (取得要件あり) |
勤務歴の条件 | なし | なし |
試験の有無 | 筆記試験あり(選択式) | なし |
論文発表 | 不要 | 不要 |
学会発表 | 不要 | 不要 |
症例報告 | 不要 | 不要 |
推薦状 | 不要 | 不要 |
かかる費用 |