日本糖尿病療養指導士とは?取得方法とメリット

日本糖尿病療養指導士とは?その役割も解説
「日本糖尿病療養指導士(CDEJ)」は、一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構による認定で、糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートです。
糖尿病の治療は、医療だけでなく運動、食事など患者さんの生活全般における多方面の支援が必要です。主に薬物治療に関わる薬剤師も、この認定を取得することで生活面において患者さんを支え、糖尿病を抱えながらもQOLを落とさず生活できるように働きかけることができます。一つの疾患の治療ではありますが、生活全般を支えるため、求められる知識やスキルは非常に幅広くなります。
初回認定の際は、条件を満たす医療機関での勤務経験が2年間必須ですが、現職でなくてもかまいません。また、論文・学会発表の条件がないため、更新の際は小さな薬局やドラッグストア等の薬剤師でも目指しやすい認定と言えます。
日本糖尿病療養指導士の仕事内容
日本糖尿病療養指導士の多くは医療機関に勤務し、糖尿病患者の生活指導をおこないます。具体的には、食事管理や生活習慣の改善、健康を維持するためのセルフケアの指導が挙げられます。また、糖尿病治療に関する学会発表や、専門知識を活かして地域の講習会に参加することもあります。