骨粗鬆症マネージャーとは?取得方法とメリット
骨粗鬆症マネージャーとは?その役割も解説
「骨粗鬆症マネージャー」は、一般社団法人日本骨粗鬆症学会による認定です。専門知識をもとに充実した骨粗鬆症の予防、診断と治療を提供し、また広く社会啓発活動を行うことで、超高齢社会における健康格差の縮小と健康寿命の延伸に貢献します。
日本骨粗鬆症学会による診療支援骨粗鬆症リエゾンサービス」(Osteoporosis Liaison Service、OLS)の役割を担う、骨粗鬆症に関する専門知識を持つ医療スタッフです。
認定を取得するメリット・強み
他の医療資格職の方も取得できる認定ですが、薬剤師が骨粗鬆症マネージャーになると、薬物治療だけでなく、骨粗鬆症の予防・治療における生活習慣の工夫という面でのアプローチも行えるようになり、患者さんへの対応を充実させることができます。
認定を取得すると、氏名と所属先について日本骨粗鬆症学会の会員間のみで公開されます。骨粗鬆症に専門的に携わる医療従事者同士での照会が可能となります。
「骨粗鬆症マネージャー」は、こんな人向け
整形外科領域、婦人科領域の患者さんとよく接する
日常業務やプライベートとの両立が比較的しやすい認定を目指したい
学会や論文発表などの条件が厳しくない認定を取得したい
難易度
領域 | 更新年 | 勤務歴 | 試験 | 論文 | 学会 | 症例報告 | 薬局薬剤師 |
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骨粗鬆症 | 5年ごと | あり | 認定時 | なし | なし | 更新時 | ◎ |
骨粗鬆症マネージャーの詳細
認定団体:日本骨粗鬆症学会
認定申請に必要な資格:
- 薬剤師の国家資格(看護師など他の医療資格職も可能)
- 病院・診療所・介護サービス施設などに所属して従事していること
- 日本骨粗鬆症学会会員であること
認定時、更新時に必要な単位や条件
認定時 | 更新時 | |
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必要単位 | なし 過去4年以内に参加必須の研修・学術 集会あり |
5年間で50単位以上 必須:学術集会への参加(1回以上) |
勤務歴の条件 | あり | あり |
試験の有無 | 筆記試験あり | なし |
論文発表 | 不要 | 単位に繰入可能(筆頭著者のみ) |
学会発表 | 不要 | 単位に繰入可能(筆頭発表者のみ) |
症例報告 | 不要 | 活動報告が必要 |
推薦状 | あれば提出 | 不要 |
かかる費用 |