日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師とは?取得方法とメリット
日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師とは?その役割も解説
「日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師(以下、在宅褥瘡予防・管理師)」は、日本褥瘡学会による認定で、同学会の「日本褥瘡学会認定師」とは別に、在宅療養における褥瘡の予防、治療の啓発および向上をはかるために設けられています。薬剤師、看護師(准看護師を除く)、医師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士が取得することができます。
在宅褥瘡予防・管理師は、各都道府県に設置されている日本褥瘡学会在宅医療委員会や、各地域の日本褥瘡学会認定師と連携を保ちながら、在宅における褥瘡の予防、治療の向上に努めることが期待されています。
認定を取得するメリット・強み
在宅療養の場では、しばしば褥瘡の患者さんがいらっしゃり、医療・介護の多職種がそれぞれの専門的視点で褥瘡治療・対策に関わります。薬剤師がこの認定を取得することで、薬物治療の専門家として褥瘡治療に大きく貢献することができ、質の高い在宅療養が可能になります。
「在宅褥瘡予防・管理師」は、こんな人向け
在宅療養で褥瘡予防に携わっている
実地医療に即した認定が欲しい
学会や研修会に行く機会が少なくても取得できる認定を探している
難易度
領域 | 更新年 | 勤務歴 | 試験 | 論文 | 学会 | 症例報告 | 薬局薬剤師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
褥瘡 | 5年ごと | あり | なし | なし | なし | 認定時/ 更新時 |
◎ |
在宅褥瘡予防・管理師の詳細
認定団体:日本褥瘡学会
認定申請に必要な資格:
- 薬剤師の国家資格(免許取得後4年以上経過)
- 2年以上の在宅医療従事歴
- 申請時に日本褥瘡学会の会員であること
認定時、更新時に必要な単位や条件
認定時 | 更新時 | |
---|---|---|
必要単位 | 必須のセミナーあり | 指定の講習に参加 |
勤務歴の条件 | あり | あり |
試験の有無 | なし | なし |
論文発表 | なし | なし |
学会発表 | なし | なし |
症例報告 | 必要(5例) | 必要(2例) |
推薦状 | 不要 | 不要 |
かかる費用 |