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丁寧解説! 認定・専門薬剤師のすべて

更新日: 2023年7月2日 薬剤師コラム編集部

小児アレルギーエデュケーターとは?取得方法とメリット

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小児アレルギーエデュケーターとは?その役割も解説

「小児アレルギーエデュケーター( Pediatric Allergy Educator, PAE)」は、一般社団法人 日本小児臨床アレルギー学会による認定です。

小児アレルギー疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど)の診療に小児科医と共に関わり、高度なアレルギー診療の知識と、行動科学に基づいた指導技術を身につけたメディカルスタッフ(薬剤師、看護師、管理栄養士)を認定します。

小児患者やその家族に対するアレルギーの薬の服薬指導だけでなく、地域や行政機関・教育機関との連携・指導、学校関係者や地域住民、メディカルスタッフへの啓発・教育活動を担います。

認定を取得するメリット・強み

薬剤師が小児アレルギーエデュケーターとして介入することで、長期間にわたるアレルギー治療薬の正確な使用をサポートし、薬物治療の効果を上げることができるため、小児患者さんやそのご家族から感謝されます。

薬剤師としての知識を、ダイレクトに指導実績に繋げることができるのも特徴です。

アレルギー専門医、多職種メディカルスタッフと協働して、アレルギー疾患をもつ子供達のQOL向上に貢献することができます。

「小児アレルギーエデュケーター」は、こんな人向け

アレルギー小児患者の指導に深く関わりたい
多職種とのコミュニケーション能力を磨きたい
粘り強い性格である

難易度

領域 更新年 勤務歴 試験 論文 学会 症例報告 薬局薬剤師
小児のアレルギー 5年ごと あり 認定時 なし なし 認定時/
更新時

小児アレルギーエデュケーターの詳細

認定団体:一般社団法人 日本小児臨床アレルギー学会

認定申請に必要な資格:

  1. 薬剤師の国家資格
  2. 受験する年の6月1日までに、臨床経験が4年以上(週8時間以上)あること
  3. 基礎講習受講申込み時点で、日本臨床アレルギー学会の会員であること
  4. 認定申請年度よりさかのぼって5年以内に、日本臨床小児アレルギー学会の学術大会に3回以上参加していること

認定時、更新時に必要な単位や条件

認定時 更新時
必要単位 必須の講習あり 5年間で80単位以上
勤務歴の条件 あり あり
試験の有無 筆記試験あり なし
論文発表 なし 単位繰入可
学会発表 なし 単位繰入可
症例報告 必要 必要
推薦状 不要 不要
かかる費用

または

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薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
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