小児アレルギーエデュケーターとは?取得方法とメリット
小児アレルギーエデュケーターとは?その役割も解説
「小児アレルギーエデュケーター( Pediatric Allergy Educator, PAE)」は、一般社団法人 日本小児臨床アレルギー学会による認定です。
小児アレルギー疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど)の診療に小児科医と共に関わり、高度なアレルギー診療の知識と、行動科学に基づいた指導技術を身につけたメディカルスタッフ(薬剤師、看護師、管理栄養士)を認定します。
小児患者やその家族に対するアレルギーの薬の服薬指導だけでなく、地域や行政機関・教育機関との連携・指導、学校関係者や地域住民、メディカルスタッフへの啓発・教育活動を担います。
認定を取得するメリット・強み
薬剤師が小児アレルギーエデュケーターとして介入することで、長期間にわたるアレルギー治療薬の正確な使用をサポートし、薬物治療の効果を上げることができるため、小児患者さんやそのご家族から感謝されます。
薬剤師としての知識を、ダイレクトに指導実績に繋げることができるのも特徴です。
アレルギー専門医、多職種メディカルスタッフと協働して、アレルギー疾患をもつ子供達のQOL向上に貢献することができます。
「小児アレルギーエデュケーター」は、こんな人向け
アレルギー小児患者の指導に深く関わりたい
多職種とのコミュニケーション能力を磨きたい
粘り強い性格である
難易度
領域 | 更新年 | 勤務歴 | 試験 | 論文 | 学会 | 症例報告 | 薬局薬剤師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
小児のアレルギー | 5年ごと | あり | 認定時 | なし | なし | 認定時/ 更新時 |
◯ |
小児アレルギーエデュケーターの詳細
認定団体:一般社団法人 日本小児臨床アレルギー学会
認定申請に必要な資格:
- 薬剤師の国家資格
- 受験する年の6月1日までに、臨床経験が4年以上(週8時間以上)あること
- 基礎講習受講申込み時点で、日本臨床アレルギー学会の会員であること
- 認定申請年度よりさかのぼって5年以内に、日本臨床小児アレルギー学会の学術大会に3回以上参加していること
認定時、更新時に必要な単位や条件
認定時 | 更新時 | |
---|---|---|
必要単位 | 必須の講習あり | 5年間で80単位以上 |
勤務歴の条件 | あり | あり |
試験の有無 | 筆記試験あり | なし |
論文発表 | なし | 単位繰入可 |
学会発表 | なし | 単位繰入可 |
症例報告 | 必要 | 必要 |
推薦状 | 不要 | 不要 |
かかる費用 |