自分の強みをかたちに「薬剤師×TikTok」

今は調剤薬局で働いています。仕事は、調剤と新人さんの指導担当もしています。
社内研修では、新人研修の講習の指導や、喘息の薬というテーマで講師の仕事もこなしています。

僕はもともと音楽が好きで、実はこの薬剤師チャンネルとは別に音楽のチャンネルも持っています。

その音楽活動での知名度を上げたいのですが、普通に知名度上げるだけでは、圧倒的な才能の持ち主には敵わないじゃないですか。そこで、先にインフルエンサーになろうと思ったのがきっかけです。

はい。僕は音楽においては、間違いなく凡人でしかないと思っています。でも、教えることは他の人より得意なんです。
まずは得意なところで有名になって、音楽を広められたらいいなと思っています。
最初は普通の人としてTwitterからスタートして、だんだん増えていきました。

一昨日ぐらいからちょっとバズってまして、3万7千くらいになっています。
ここ最近の急な伸びは多分、SEOのアルゴリズムかなにか関係しているのかもしれません。フォロワーさん3万超えたぐらいから、突然動画の伸びが良くなりました。

TikTokのテクニックとしては、絶対読めないぐらいの量のテロップを出して、さっと消してしまう。今でこそTikTokは巻き戻しができますが、前は巻き戻して見られませんでした。
そうすると、何回も繰り返して見てしまうんですね。TikTokはもともと1分の媒体で、最近やっと3分動画が出てきたのですが、少し前までは、ほとんどの人が動画を早送りで出していましたね。

両方です。次の時代はTikTokといわれていたので、YouTubeとほぼ同時期にアカウントを作って、TikTokにYouTubeの最初の1分を貼ってみたりしたんですけど、全くうまくいかなかったです。

それで逆にTikTokっていう媒体内で満足するもの、1分で満足するものを作成してみようとやってみたところ、うまくいきました。

僕は自分で情報収集する派ですね。アドバイスをもらうことはありますが、それより自分の次のステップにいるような人を分析する、YouTubeの伸ばし方といったチャンネルをひたすら見るといったことをやっていました。

それから、自分の体調管理にはかなり力を入れていますね。
仮に1日に1時間しか自分の時間がなくても、コンディションさえよければ色々なことができますし。

今日、まさにリアルな話があって。ちょうど学生実習生が来ているのですが、もしかしてTikTokerのヤクヤクさんですかって言われました（笑）

内容が医薬系ですし、不特定多数の人に発信するわけですから、下手なことは言えないのでよく勉強するようになりました。
そこでついた知識がシンプルに仕事にそのまま役立っています。

すべて演出ですね。プライベート感は演出するけれども、本当のプライベートは出してはいません。動画の時はヤクヤクという人間になりきっています。
プライベートの何も演じていない自分、薬剤師の自分、YouTuberの自分、TikTokerの自分が別々にいて、それぞれ切り替えている感じはあります。

ネットで配信していると、アンチコメントが来ることもあります。
僕も嫌がらせで悩むこともありましたが、薬剤師ヤクヤクと僕は別の人間という認識を持つようになりました。

中傷されても「ヤクヤクが誹謗中傷されているな」と他人事になってきましたね。
自分とは違う、薬剤師YouTuberのヤクヤクという人物に演じています。とはいうものの、中傷には傷つきます。

トレンドワードは追いかけたほうがいいです。
今僕が番大事にしているのは、フォロワーさん、中でもアクティブなユーザーなのですが、いつもコメントくれる人のニーズは把握して答えたいなと思っています。

YouTubeでは今、テーマを決めて動画を作るのを完全に止めていて、YouTubeライブの切り抜きだけなんです。
YouTubeライブに質問が来て答えているので、自然とそのライブにいつも来てくれる人のニーズになっていっています。

難しいところですね。今は基本、YouTubeライブをやって、動画編集や投稿に仕事意外の自分の時間のほとんどを割いています。

今の大きな目標は、動画編集を完全外注できるぐらいまで収益を上げるということです。
編集は楽しいのですが時間を食われているところでもあり、いずれは誰かにお願いしたいですね。
そこまでいくと自分の時間ができるので、そこから音楽活動ができると思っています。
もちろん、薬剤師の仕事も好きなので継続していきますよ。

完璧主義を捨てようということです。
YouTubeの最初の1本を始めて投稿するのに、すごくエネルギーを使うと思います。
完璧なものを出そうと労力をつぎ込んで一本目を出す。
でも一本目は伸びるはずがないのですが、努力のわりに成果が出ないとモチベーションが下がってしまう。

僕のアドバイスとしては、クオリティ低くてもいいからまずは出してみようということです。
出すと何らかの反省点は見つかって、改善して、また次出して、という繰り返しです。
100点でなく自分の50点を出し、60点のものを作ってアップして、そして残りの伸びしろの40点が見つかっていきます。

人間は何かをやりたいと思っても、すぐにやらない理由を探しがちです。でも、面白いと思ったら、自分の面白いっていう感情を最優先にしてくださいというのが僕のメッセージです。