お金をかけず、乾燥肌に対するスキンケアを続けたい人に適した保湿剤は?
肌の乾燥は、痒み・炎症・敏感肌など様々な皮膚トラブルの原因になります。そのため、保湿剤を使って皮膚の乾燥を防ぐスキンケアが重要になります。病院で処方される保湿剤は効果が高く人気ですが、実は同じ成分の薬がOTC医薬品としても販売されているため、セルフメディケーションでも使うことができます。また、保湿剤を使う際は「十分な量を塗る」ことも必要です。スキンケアを続けるためには、保湿剤の効果だけでなく値段やコストパフォーマンスも考えることが大切です。
★ Point
病院で処方される保湿剤と、同じ薬を薬局やドラッグストアでも購入できる
保湿剤は、安価なものをたっぷり使う方が、結果的に高い効果を得られる場合もある
「局所麻酔薬」などの成分が含まれた保湿剤の連用に注意
※保湿剤の成分と、長所・短所
成分 | 長所 | 短所 |
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白色ワセリン | 副作用がほとんどない1)、安価 | べたつき感がある |
ヘパリン類似物質 | 保湿効果が高い2) | 傷があると刺激を感じる、値段が高い |
尿素 | 角質を柔らかくする効果がある | 保湿剤としては副作用のリスクが高め3) |
保湿剤の使い分け
医療現場でもよく用いられる保湿剤には、主に「白色ワセリン」「ヘパリン類似物質」「尿素」の3種があります。副作用のリスクがほとんどなく、乳幼児から高齢者まで使えて値段も安い「白色ワセリン」、保湿効果の高い「ヘパリン類似物質」、角質の厚い手足に適した「尿素」と、それぞれの特徴を活かした使い分けができるようになっています。…