リスクのある催眠鎮静薬を避けて、「付加価値」のある痛み止めを提案する方法
リスクが低いもので「付加価値」を与えた痛み止めが登場している
OTC医薬品の痛み止めには、『イブ』や『ロキソニンS』、『カロナールA』、『タイレノールA』のように医療用医薬品と同じNSAIDsだけのシンプルな商品も多く販売されています。しかし、OTC医薬品では“ただの痛み止め”とは違う、なんらかの「付加価値」のある商品が好まれる傾向にあります。
こうしたニーズに対し、従来は比較的リスクの高い催眠鎮静薬の配合が盛んに行われていましたが、近年はリスクの低い成分で「付加価値」を与えた商品(例:『バファリンプレミアムDX』、『ロキソニンSプレミアムファイン』)が登場しています。日本人は、OTC医薬品を成分や安全性ではなく、商品の名前やパッケージの雰囲気で商品を選ぶ傾向にある1)ため、こうした新商品は安全なセルフメディケーションの実践に重要な存在と言えます。
OTC医薬品は、成分よりも商品名やパッケージなどの印象で選ばれる傾向にある
「催眠鎮静薬」は眠気・習慣性・慢性中毒・皮膚障害などのリスクが高い
「催眠鎮静薬」以外のもので付加価値を与えた、キラキラした新商品が登場している