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明日使えるOTC医薬品 提案のコツ

更新日: 2024年6月18日 児島 悠史

病院受診すべき“危険な頭痛”はどうやって見分ける?~セルフメディケーションか受診勧奨か

明日使えるOTC医薬品 提案のコツの画像1

セルフメディケーションで良い頭痛、すぐに病院受診すべき頭痛

緊張型頭痛や片頭痛のように日常でよく出会う頭痛であれば、OTC医薬品としても販売されているアセトアミノフェンやNSAIDsで十分に効果が期待できます1,2,3)。そのため、頭痛のときは病院を受診せずにドラッグストア等で痛み止めを買って飲む…といったセルフメディケーションを行っている人も多いのが実情です。

ここで気を付けたいのは、頭痛は緊張型頭痛や片頭痛といったものの他に、脳出血や脳梗塞、クモ膜下出血といった生命に関わる疾患、一刻一秒を争う危険な疾患でも起こる、という点です。そこで今回は、こうした危険な疾患を見逃さないための基本的なポイントを解説します。

~POINT~

point 「じわじわ悪化」ではなく「急激に悪化」した頭痛は、普通ではない
point 笑顔が歪む、片腕に力が入らない、言葉に詰まる/ろれつが回らない…は“危険な頭痛”の兆候
point 「いつもと違う片頭痛」や「50歳を超えて初めて片頭痛」は、おかしい

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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較の比較と使い分け(羊土社)」。

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