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明日使えるOTC医薬品 提案のコツ

更新日: 2025年9月20日 児島 悠史

OTC医薬品に「吐き気止め」の薬はある?イトプリドの効果と注意点

OTC医薬品に「吐き気止め」の薬はある?イトプリドの効果と注意点のメイン画像

医療現場では、“吐き気止め”として「ドンペリドン」や「メトクロプラミド」といった薬がよく使われていますが、こうした薬はOTC医薬品としては販売されていません。そのため、OTC医薬品に“吐き気止め”の薬は存在しない、と思っている人は多いですが、意外な薬がスイッチOTCとして販売されています。今回は、そんな意外と知られていないスイッチOTCを紹介します。

☞この記事でわかること
  • 「イトプリド」がスイッチOTCとして販売されていること
  • 「イトプリド」の基本的な効果や安全性、販売時の注意点

OTC医薬品として販売されている「イトプリド」

“吐き気”に対して効果のある薬は、OTC医薬品としてはあまり多く販売されていません。そのため、吐き気の症状を相談された際には、セルフメディケーションでは漢方薬が選択肢になることが多く、西洋薬を選ぶという発想にあまり至りません。

しかし、実は慢性胃炎などによる吐き気や胸焼けに効果のある『ガナトン(一般名:イトプリド)』と同じ有効成分の製剤が、スイッチOTC『イラクナ』として販売されています。『イラクナ』は1日3錠で、医療用の『ガナトン』と同じ「イトプリド」150mgになる薬で、吐き気・嘔吐のほか、胃もたれや食欲不振に対して効能・効果が認められています1)

「イトプリド」の長所と短所、使いどころ

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児島 悠史
こじま ゆうし

薬剤師 / 薬学修士 / 日本薬剤師会JPALS CL6。
2011年に京都薬科大学大学院を修了後、薬局薬剤師として活動。
「誤解や偏見から生まれる悲劇を、正しい情報提供と教育によって防ぎたい」という理念のもと、ブログ「お薬Q&A~Fizz Drug Information」やTwitter「@Fizz_DI」を使って科学的根拠に基づいた医療情報の発信・共有を行うほか、大学や薬剤師会の研修会の講演、メディア出演・監修、雑誌の連載などにも携わる。
主な著書「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100(羊土社)」、「OTC医薬品の比較と使い分け(羊土社)」。

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