「コデイン」が効く咳とあまり効かない咳~“最強”の咳止めの使いどころ
麻薬性鎮咳薬の「コデイン」は、“最強”の咳止めとして語られることも多い鎮咳薬で、非常に多くの総合感冒薬(風邪薬)や咳止めに配合されています。しかし、この「コデイン」には便秘や眠気のほか、依存や耐性、稀に呼吸抑制などのリスクもあるため、それほど気軽に使える薬ではありません。
もし、本当に“最強”の呼び声の通りに極めて高い効果を期待できるのであれば、色々な場面で選択肢になりますが、一方で期待できる効果がいまひとつなのであれば、そこまで優先順位の高い薬として扱うわけにもいきません。
今回は、そんな扱いの難しい「コデイン」の使いどころを考えるために、「コデイン」が効く咳、「コデイン」が効きにくい咳という面からその効果をおさらいします。
- 「コデイン」が効くのはどんな咳か
- 「コデイン」があまり効かないのはどんな咳か
- 「コデイン」の代わりになる薬には、どんなものがあるか
「コデイン」の効果を期待できる咳、効果を期待できない咳
麻薬性鎮咳薬の「リン酸コデイン」や「ジヒドロコデインリン酸」などの「コデイン」類には、咳中枢を抑制して咳を止める、という薬理作用があります。そのため、この薬理作用をもとに考えれば“すべての咳”に対して効果があるように思えます。
こうした背景から、現在も日本では非常に多くの商品に「コデイン」が咳止めとして配合されています。
「コデイン」類が配合されているOTC医薬品の例
総合感冒薬と鎮咳薬に分けて表にしました。