二日酔いの頭痛薬に『ロキソニンS』は使える?~薬の効果と副作用
新年会やお花見でお酒の席も多いこの時期、「二日酔い」の薬を相談される機会もあるかもしれません。特に、「二日酔い」では“頭痛”の症状が一般的ですが、その頭痛に『ロキソニンS』などのNSAIDsを求められたとき、言われるがまま販売しても問題ないでしょうか?
今回は、特に「二日酔い」の頭痛に対してNSAIDsを使って良いのか、もし使うのであればどんなことに注意が必要か。緊張型頭痛や片頭痛とは異なる“二日酔いの頭痛”ならではのポイントを解説します。
- 二日酔いの頭痛に対する、「ロキソプロフェン」等のNSAIDsの有効性
- 二日酔いの患者さんが抱えている背景が、NSAIDsのどんなリスクを顕在化するか
- NSAIDs以外で、二日酔いの症状に効果的なもの
二日酔いの頭痛に対するNSAIDsの有効性
「二日酔いの頭痛にNSAIDsが効くというエビデンスはない」…と思っている人も多いかもしれません。が、実は二日酔いによる様々な症状のうち、頭痛には「ロキソプロフェン」などのNSAIDsが効果的だった、という報告があります1)。残念ながら、倦怠感や吐き気などに対する効果は確認されませんでしたが、少なくとも頭痛の症状に困っているのであれば、『ロキソニンS』などのNSAIDs製剤は良い選択肢になると言えます。
二日酔いの状態でNSAIDsを使うことのリスク
ただし、二日酔いの頭痛にNSAIDsを使う場合、緊張型頭痛や片頭痛にNSAIDsを使うのとは違った、特別な注意が必要です。それは、二日酔いの症状に苦しんでいる人は、往々にして「空腹」と「脱水」の状態である、という点です。