血液型がO型Rhマイナスだけになる!?
街頭を歩いていると、献血協力のお願いをよく耳にする。
血液センターに必要量を確保しているが、緊急手術や大事故などの非常時には、献血の呼びかけが行われることもある。
輸血では、ABO式血液型とRh式血液型が重要となっており、この2つについて調べるのが主流となっている。
血液型の中でも、RhマイナスのO型は、誰にでも輸血することができる万能な血液型である。
実際、RHマイナスのO型の血液型は常に献血を依頼している状況だという。
このほど、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学血液研究センターのDavid Kwan氏が異なる血液型を輸血すると致命的な免疫反応を引き起こす赤血球上の物質を取り去る酵素を作り出すことに成功したという。
これにより、すべての血液型をO型Rhマイナスに変えることが可能になれば、
ドナーを待っている患者にとって一筋の光となるだろう。
まだ完成ではないとのことだが、近い将来、献血が必要のない時代が到来するかもしれない。
掲載内容は、記事公開時のものであり、現時点における最新情報ではない可能性があります。