今週の注目記事まとめ2020年12月Vol.1☆編集部PickUp

[目次] 非表示

「GoToトラベル」と感染拡大の因果関係について考える
「Go To」3週間の一部除外･停止「英断を心からお願い」分科会
超過勤務：２０１９年度・県立中央病院　残業、最長１１２３時間超　常勤医３人、上限超え

「GoToトラベル」と感染拡大の因果関係について考える

コロナ感染対策のアドバイザリーボードが明示すべきではないと議論した資料『航空旅客数と感染者数の増加には統計的な因果関係は確認できない』を政府が公開しました。これを問題視した、京都大学大学院教授である西浦博氏が、疫学専門家の一人としてGo To トラベルと感染拡大の因果関係を考察した非常に興味深いコラムです。アドバイザリーボードの座長である脇田隆字氏に意見を求められた筆者が提示した2つの問題点を、是非記事で確認してください。

「Go To」3週間の一部除外･停止「英断を心からお願い」分科会

続きを見る

政府は11月20日、新型コロナウイルス感染症対策分科会の第16回会合で、「Go Toトラベル」の一部地域除外や「Go Toイート」の食事券の発行を一時停止しました。会長の尾身茂氏は、「政府が（行動変容等の）注意を促しながら、片方でGoToキャンペーンを続けていると、メッセージの一貫性がなくなる」と指摘。政府側に短期間（3週間程度）に集中した6つの対策を提言しました。感染拡大に伴って方針転換を迫られるかたちとなった今回の提言。尾身会長の主要な発言をまとめた本コラムは要チェックです。

超過勤務：２０１９年度・県立中央病院　残業、最長１１２３時間超　常勤医３人、上限超え　／徳島

続きを見る

県立中央病院の医師3人の超過勤務時間について言及した毎日新聞社松山文音氏の医療ニュースです。病院は、労働組合支部と時間外労働や休日労働のために「36協定」を結んでいますが、このような医師の長時間勤務は、以前から国内の医療課題として深刻視されていました。県病院局は、長時間労働の理由を「手術や救急患者の対応などが理由」としながらも、依然として具体的な改善策は示されていません。身近に医師と接する薬剤師にとっても無視できない医師の過重労働の実態という、気になる内容になっています。