トリプタノールの限定出荷で考えることは?(2023年8月時点)
※2024年10月3日に限定出荷が解除になりました。こちらの記事は、限定出荷となっていた、2023年8月時点の内容です。
トリプタノールⓇ錠10/25限定出荷解除のお知らせ/日医工株式会社
https://www.jsnt.gr.jp/img/20241003_tryptanol.pdf
参考記事
トリプタノール錠が限定出荷に 同錠10、同錠25すべての包装規格が対象
日本脳神経外科学会はこのほど、三環系抗うつ剤の「アミトリプチリン塩酸塩錠」(販売名:トリプタノール錠)の限定出荷に関して、製造販売元の日医工の文書をホームページに掲載し、周知した。製造委託先であるクオリテックファーマからの入荷が滞っていることが理由。同錠10、同錠25すべての包装規格が制限の対象となっている。
日医工が製造販売を行なっているトリプタノール錠10、同錠25が限定出荷となっています。状況はかなり深刻で、注文しても全く納品されないという現場の声も聞こえてきています。
1.トリプタノール錠の限定出荷
記事内では2023年4月の案内について記載されていますが、DSJP (https://drugshortage.jp)の情報を参照すると2023年3月にはすでに限定出荷が開始されていたことがわかります。トリプタノールの製造元は日医工ではありますが、実際の製造については委託が行われています。今回の限定出荷については、製造委託先であるクオリテックファーマからの入荷が滞っていると記載されているだけで、入荷が滞っている具体的な理由については明らかにされていません。