1. 薬剤師トップ
  2. 薬剤師コラム・特集
  3. 臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!
  4. 感染予防対策としてのマスク着用の有用性とは

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2021年1月5日 薬剤師コラム編集部

「COVID-19」の“2つの特徴”から示されるマスク着用の有用性

「COVID-19」の“2つの特徴”から示されるマスク着用の有用性のメイン画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

2020年ほど、マスクという言葉が人々の口の端に上った年はないでしょう。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策としてマスクの着用を推奨するかどうかは、未だに国によって違いがみられますが、コロナ禍のなかでマスクの着用をどのように捉えればよいのでしょうか。

COVID-19の2つの特徴とは?

COVID-19の特徴

(1)新型コロナウイルスに感染しても症状が出ない人がいる。
(2)飛沫感染や接触感染が主な感染経路だが、空気感染も起こりうる。

上記の2つの特徴が指摘されており、マスク着用の有用性を示す最近の論文や内外の関係機関による声明でも、この点が言及されています。

日本感染症学会と日本環境感染学会の共同声明でも、「COVID-19においては会話・発声による感染伝播に注意する必要があります。このウイルスは唾液腺にも感染することから、唾液中に高濃度のウイルスが排出されます。唾液によるマイクロ飛沫を抑えるためにはマスクの着用が有効です」としています。厚生労働省も、一般向けの「新型コロナウイルスに関するQ&A」で、閉鎖空間における人との会話での感染や、無症状の人からの感染の可能性に言及しています。マスク自体の性能についても議論がありますが、性能よりも「着用の仕方」が重要なようです。

この点について日本エアロゾル学会は、2つの注意点を示しました。

  • 「繊維の隙間より小さい粒子はマスクのフィルターを通過する」は間違い。多くの人の想像とは逆に、粒子が小さくなるほどフィルターに捕集されやすくなる。
  • 大事なことはマスクのフィルター性能より、マスクの縁と顔表面との隙間からの漏れ(侵入)を少しでもなくすこと)との見解を示しています。

続きは、是非下記の記事よりご確認ください。

COVID-19の2つの特徴とは?の画像 記事を読む
まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。


すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

医薬品情報・DI 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 服薬指導 派遣薬剤師 医療過誤・ヒヤリハット 業界動向 学習方法 薬局経営 年収・待遇