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更新日: 2021年2月8日 薬剤師コラム編集部

明日から使える知識、抗ヒスタミン薬が奏功しない「かゆみ」

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全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

冬は、乾燥した外気や皮脂の欠乏、発汗の低下といった環境要因から、掻痒の症状が増悪しやすい時期です。人間は様々な場面でかゆみを感じる。虫や花粉などの外部刺激物質によるかゆみのほか、皮膚疾患としてかゆみを感じやすいのはアトピー性皮膚炎。疾患ごとにかゆみの強さをスコア化した研究では、最大限にかゆい状態を10とした時、アトピー性皮膚炎は6. 2、蕁麻疹は6. 8、尋常性乾癬は3. 9、白癬は2. 3という結果でした。一方で、全身に痒みを生じる汎発性皮膚瘙痒症は、腎不全や肝障害、血液疾患をはじめとする種々の基礎疾患に伴うことが多くなります。

かゆみを抑制するエキスで、脳への伝達速度を抑制

オピオイド受容体のバランスを是正するナルフラフィンは、世界初の選択的オピオイドκ受容体作動薬として血液透析患者の著しい掻痒症状の抑制に貢献しています。また最近では、温泉水に生息するアクアドロミアエという細菌の抽出エキスが、プロテアーゼ活性化受容体(PAR)- 2の阻害や胸腺間質性リンパ球新生因子(TSLP)の抑制などに作用し、非ヒスタミン性のかゆみを抑制するという研究データが得られており、当該エキスを含んだ保湿剤が販売されています。

続きは、是非下記の記事よりご確認ください。

明日から使える知識、抗ヒスタミン薬が奏功しない「かゆみ」

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まとめ

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