臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2021年3月30日 薬剤師コラム編集部

加齢と筋タンパク質の合成反応との関係性

加齢と筋タンパク質の合成反応との関係性のメイン画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

寝たきりのリスクを増加する「低栄養」。加齢と筋タンパク質の合成反応との関係性から、正しく理解を深めていきましょう。

新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)患者の転帰において、「低栄養」との関連が指摘されています。2020年には、「軽度栄養リスク/リスクなしの患者」に比べ「中等度/重度の栄養リスクがある患者」の生存率が低いと報告。さらに「PaO2 (動脈血酸素分圧)/FiO2 (吸入中酸素濃度)比の低値」が、独立した死亡因子であることが分かっています。

若年者との違い、高齢者の寝たきりリスク増加

高齢者が低栄養からフレイルを招く原因として挙げられるのが「タンパク質同化抵抗性」です。体内では、筋タンパク質の合成と分解が常に生じています。そのため栄養の摂取によって筋タンパク質の合成が促され、空腹時やストレス、疾患時に分解されます。
続きは、是非下記の記事よりご確認ください。

若年者との違い、高齢者の寝たきりリスク増加の画像 記事を読む

関連記事

股関節骨折後の死亡リスク、独居者で高い

海外での股関節骨折後死亡リスクの関連を縦断的コホート研究結果です。追跡期間は12.8年。独居群とパートナーとの同居群との比較、年齢や性別に関するデータが掲載されています。

下垂体ブラストーマの臨床成績および合併症

2008年に初めて報告された乳児期の異形成低栄養性腫瘍に関する研究結果が報告されています。遺伝子検査や手術、腫瘍学的治療など生存の可能性を示唆している内容です。

栄養補助食で小児の作業記憶改善

小児を対象に無作為化比較試験で、栄養補助食品が認知機能や脳血流にもたらす効果を検討した結果です。試験により、効果が大きいとされる主要な対象集団が特定されています。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

調剤報酬改定 派遣薬剤師 医療過誤・ヒヤリハット 業界動向 薬局経営 薬物療法 年収・待遇 ファーマスタイル プロブレム 医療クイズ