臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2022年11月8日 薬剤師コラム編集部

慢性疼痛に対する適切な服薬指導とは?

慢性疼痛に対する適切な服薬指導とは?のメイン画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

慢性疼痛のメカニズムを理解する

典型的な慢性疼痛は、部位を問わず3カ月以上または治療期間を超えて持続する痛みとされています。

慢性疼痛は3つの「侵害受容性疼痛」「神経障害性疼痛」「痛覚変調性疼痛」が複雑に絡み、ネガティブな心理状態も大きく関与します。

さらに過度な安静による筋力低下や心肺機能の低下、うつ状態、褥瘡などの徴候が出現することで、痛みを増加させるという悪循環を生じます。

そのため診断においては、正確な病態を把握するための問診や検査、慢性疼痛の評価指標を用いることが重要です。

薬剤は痛みの原因に応じて選択し、侵害受容性疼痛に対しては、NSAIDsやアセトアミノフェン、神経障害性疼痛には、抗てんかん薬やSNRI、三環系うつ薬などが第一選択となります。

福島県立医科大学の整形外科では、精神医学的問題を評価する質問票「BS-POP」を開発し20年以上前から精神科と協力しリエゾン診療を行っています。

慢性疼痛の患者さんのアドヒアランス維持に向け、処方意図や副作用を含めた適切な服薬指導が大切です。

続きは、是非下記の記事よりご確認ください。

慢性疼痛のメカニズムを理解するの画像 記事を読む

関連記事

子ども・思春期の片頭痛治療はこうする

子どもに対する片頭痛の薬物治療について解説。学校で頭痛発作が起きた場合の対応方法や小児片頭痛に使用する主な薬、治療薬を使用するタイミングなどが掲載されています。

一部の鎮痛薬が2型糖尿病患者の心不全リスクを高める可能性

欧州心臓病学会における研究結果を公表。解析対象者の平均年齢は62歳、NSAIDs使用による心不全のリスクについて薬剤別に解析されている内容です。

コロナに隠れた見落としてはならない発熱疾患

コロナに隠れている重篤な発熱疾患に関する情報です。特徴的な熱型を示す疾患やコロナと見分けづらい疾患、PCR検査で陰性だった場合の注意点を解説しています。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

糖尿病 調剤報酬改定 服薬指導 業界動向 薬局経営 マンガ 薬物療法 ファーマスタイル 専門・認定薬剤師資格 医療クイズ