臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2022年12月20日 薬剤師コラム編集部

投薬後の患者フォローアップ、実際は?

投薬後の患者フォローアップ、実際は?のメイン画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

薬剤使用期間中の患者フォローアップの実際<第3回>

愛媛県でハッピー薬局を展開する株式会社ハッピーファーマシーでは、義務化となった2020年からフォローアップの実施を始めています。フォローアップの対象を「新規の薬を導入した患者さん」「薬の副作用が懸念される患者さん」に限定し、2020年のフォローアップ件数は、全19店舗合計でひと月に20~30件程度。

当初のフォローアップの手段は電話で、連絡する日時は基本的に患者さんのご都合をうかがい、副作用が出やすい時期や薬物動態で効果が一番ピークとなる時間帯を踏まえ、いつ電話をかけるか考慮していました。実施を始めた当初から、フォローアップに対する患者さんの反応は悪くなく、「ありがとう」という声をいただきました。

2022年からは研修を全店で実施、新型コロナウイルス感染症の自宅療養の患者さんの経過確認もあり、フォローアップ総計月500件。メインはSMSで他に電話や専用アプリを利用するケースもあります。現在は薬剤師を対象とした研修会を定期的に実施し、成功事例を共有しています。さらにフォーマットを作成することでフォローアップを含めた対人業務で患者さんの満足度を高め、かかりつけ薬局にしてもらうことが目標です。

フォローアップの成功事例、フォーマット作成中の対象患者については、ぜひ本記事でご確認ください。

薬剤使用期間中の患者フォローアップの実際<第3回>の画像 記事を読む

関連記事

抗がん剤初回投与日の採血結果、見落としが判明

医療事故の再発防止を目的とする、「医療事故、ヒヤリ・ハット事例に学ぶ」シリーズ。放射線治療後の採血結果に気付かず、抗がん剤継続し劇症肝炎と診断された事例です。

コロナワクチンで帯状疱疹は増えるのか

米国で新型コロナワクチン感染症ワクチン接種者203万9854例を対象とした研究結果です。ワクチン接種後の帯状疱疹感染リスクが分かります。

退院を最後に抗凝固薬が1年2カ月処方されず

医療事故の再発防止を目的とする、「医療事故、ヒヤリ・ハット事例に学ぶ」シリーズ。退院後の初回再来日に、抗凝固薬の継続処方がされなかった事例を紹介しています。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

調剤報酬改定 派遣薬剤師 医療過誤・ヒヤリハット 業界動向 学習方法 薬局経営 薬物療法 年収・待遇 ファーマスタイル プロブレム