臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2023年1月24日 薬剤師コラム編集部

コロナ治療における抗ウイルス薬の特徴は?

コロナ治療における抗ウイルス薬の特徴は?のメイン画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

特別講演「COVID-19 最近の話題」

2022年11月5~6日、「変革への挑戦~未来の医療を支えるために~」をテーマに、第16回日本薬局学会学術総会が開催されました。

今回は、新型コロナウイルス感染症をテーマにした忽那賢志氏による特別講演「COVID-19 最近の話題」をご紹介します。

忽那氏は講演前半で、新興感染症の概要や新型コロナウイルス感染症のこれまでを振り返った後、現在のオミクロン株について解説。オミクロン株の感染力が強い理由として、「世代時間の短さ」と「免疫逃避の強さ」の2つを挙げました。

さらにオミクロン株では感染歴やワクチン接種の経験者であっても感染するケースが多く、感染の連鎖が起こりやすいことから、「オミクロン株の亜系統のBA5になってから特に免疫逃避の力が強くなっている。」と指摘。

また現在では、軽症例に対する治療薬の選択肢があるが、治療薬の対象となるのは糖尿病や肥満、心不全、肺疾患、高齢など重症化リスクのある人のみです。忽那氏はこれらの重症化リスクに加えて考慮すべきは『ワクチン接種の有無』とし、「ワクチン接種をしていない場合、亡くなる頻度が高くなるデータがある。」と強調しています。

「軽症患者に対する治療薬」「コロナ治療における抗ウイルス薬の特徴」については、本記事よりご確認ください。

特別講演「COVID-19 最近の話題」の画像 記事を読む

関連記事

新型コロナワクチン最新論文Update「6カ月-4歳の新型コロナワクチン接種」

新型コロナワクチンや新型コロナウイルス感染症に関する論文を解説するシリーズ。今回はアメリカ食品医薬品局の資料を読み解きながら有効性や安全性について説明しています。

新型コロナ、感染回数増えるほど後遺症リスク増加

米国退役軍人省の医療データベースに登録された症例から検証した論文です。再感染による入院や死亡、後遺症リスクに関する解析結果が分かります。

コロナワクチン、小児でも高い死亡抑制効果あり

新型コロナウイルスのデルタ株とオミクロン株優勢期のアルゼンチンでの研究結果を公表。小児と思春期児に対するコロナワクチン2回接種の有効性を示している内容です。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

禁忌 医薬品情報・DI 糖尿病 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 服薬指導 医療過誤・ヒヤリハット 業界動向 薬局経営 年収・待遇