臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2023年7月11日 薬剤師コラム編集部

糖尿病の実態「長生きできない」は誤解?

臨床情報がまるわかり!クレデンWEBが始まります!の画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

知ってほしい!“糖尿病への誤解”

糖尿病への理解が進まない現状を踏まえ、2023年4月21日にオンライン市民公開講座「『知ってほしい!“糖尿病への誤解”』ー誤解の実態と、企業や周囲が行うべき対応について」(公益社団法人日本糖尿病協会、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社の共催)を開催し、講演やパネルディスカッションを通じて、糖尿病を持っていても肩身の狭い思いをせずに社会活動できる道筋を探りました。

日本では糖尿病のある人は約1,100万人で、20歳以上の11.8%を占めますが、糖尿病という疾患を正しく理解できていないのが実情です。糖尿病の原因について、多くの一般の方が「糖尿病は甘いものの食べ過ぎが原因」、「糖尿病があると長生きできない」といった誤解をされています。しかし国内外の調査では、40歳時の平均余命については大きな差はないことが指摘されています。

さらに糖尿病のある人に社会的な不利益やいわれなき差別(糖尿病スティグマ)を強く感じているかアンケート調査したところ、糖尿病のない人に比べてスティグマを強く感じていることがわかりました。そのため糖尿病をめぐる古い考えや慣習から脱却し糖尿病スティグマを解消することで、糖尿病を持っていても不利にならない社会を目指していくことが大切です。

「糖尿病への誤解はどのように起こっているのか」「企業や社会としてどのように取り組むべきか」に関するパネルディスカッションの続きは、本記事よりご確認ください。

記事を読む

関連記事

3人に1人が抗菌薬処方に関して誤認する実態明らかに

AMR臨床リファレンスセンターが実施した生活者調査の結果を公表。処方された薬の中に抗菌薬が「含まれていると思う割合」と「含まれていた割合」を分析し、誤認の実態を明らかにしています。

薬剤耐性菌殺す抗生物質 カナダの大学、AI駆使し発見

人工知能(AI)を使用した研究結果が報告されています。新たな抗生物質の発見を踏まえ、創薬アプローチに関する研究チームのコメントが分かる情報です。

抗菌薬、医師単位でなく「地域で」管理を

薬剤耐性菌が世界的に増加する一方、新たな抗菌薬の開発は減少傾向にある現状を医師が解説。抗菌薬適性使用のために取り組むべき対策について言及しています。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。
QRコード 薬キャリLINE

「薬剤師タイプ診断」や「薬剤師国家試験クイズ」薬剤師の最新情報や参考になる情報を配信中!右のQRコードから登録をおねがいします!

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

25万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

調剤報酬改定 医療過誤・ヒヤリハット 研修認定薬剤師資格 ファーマスタイル 医療クイズ 診療報酬改定 ebm 感染症対策 薬剤師あるある アセスメント