1. 薬剤師トップ
  2. 薬剤師コラム・特集
  3. 臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!
  4. 【薬局ヒヤリ・ハット事例】疑義照会の内容とは?

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2024年5月7日 薬剤師コラム編集部

【薬局ヒヤリ・ハット事例】疑義照会の内容とは?

【薬局ヒヤリ・ハット事例】疑義照会の内容とは?のメイン画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

Case1 処方医への不適切な情報提供

ゾコーバ錠125mgが処方された患者より、市販薬の新ルルAの服用を聴取。薬剤師は、新ルルAに含まれる無水カフェインがゾコーバ錠125mgと併用禁忌であると考え、処方医に疑義照会したところ、ゾコーバ錠125mgが削除となりました。この事例は、薬剤師がクリアミン配合錠の一般的名称を見て、無水カフェインを含有する一般用医薬品とゾコーバ錠が併用禁忌であると誤認したことが要因です。そこで、以下の注意すべき薬剤のポイントが紹介されています。

・ゾコーバ錠は、頭痛治療薬クリアミン配合錠(エルゴタミン酒石酸塩、無水カフェイン、イソプロピルアンチピリン)と併用禁忌である。(併用により、エルゴタミンの血中濃度が上昇し、血管攣縮等の重篤な副作用のおそれ)

・新ルルAは無水カフェインを含むが、ゾコーバ錠は無水カフェインとは併用禁忌ではない。

薬局ヒヤリ・ハット事例「メチコバール錠とリョウシンJV錠」、その他の関連する参考情報は、本記事よりご確認ください。

Case1 処方医への不適切な情報提供の画像 記事を読む

関連記事

中央ICU薬剤師「麻酔科医が使う鎮痛薬に疑問を持たず」

麻酔科医2人が業務上過失致死罪で在宅起訴された事件に関する話題。小児の集中治療における人工呼吸器の鎮静薬について、薬剤師の証言内容が掲載されています。

入院37日目に急性高カリウム血症、心不全状態に陥り死亡【解説】

医療事故の再発防止を目的に、過去の医療事故情報やヒヤリ・ハット事例から原因や対策を知るシリーズです。事故の要因や概要、改善策が分かります。

持参薬の院内処方切り替え時に登録間違いで注意喚起

入院患者の持参薬の量を薬剤師が誤って登録し、そのまま投与された事例を紹介。事故が判明した経緯や再発防止対策について言及しています。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

キャリア 医薬品情報・DI 糖尿病 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 服薬指導 医療過誤・ヒヤリハット 業界動向 薬物療法 年収・待遇