透析を知る|ファーマスタイル(ダイジェスト版)
慢性腎臓病による腎障害は不可逆性、進行性で、食事制限や薬物療法など様々な対処してもなお腎障害が進行し、末期腎不全の段階に至ると、腎臓の機能を代替する治療を導入する必要があります。末期腎不全に対する腎代替療法には、透析療法と腎臓移植の2つがありますが、腎臓移植は条件が揃った時のみに実施可能な選択肢で、多くの場合は透析療法を実施します。
しかし、薬剤師にとって透析は治療に立ち会う機会もなく、知っているようで知らない部分が多いのではないでしょうか。ファーマスタイルでは、2024年4月号の特集記事として、透析を解説しています。
透析には、血液透析と腹膜透析の2種類があり、それぞれ原理と仕組みが異なります。
血液透析は、血液を透析回路に取り込み「ダイアライザ」と呼ばれるろ過フィルターに循環させることにより、体内に溜まった老廃物と余剰な水分を除去する治療法です。腹膜透析は、腹部にカテーテルを留置して、腹腔内に透析液を入れ一定時間貯留し、その間に血液と透析液で水や物質の交換を行い、血液中の尿毒素や余分な水分を取り除く治療法です。
ファーマスタイルの記事では、ダイアライザやシャント、拡散と限外濾過など、血液透析の原理と仕組みを、イラストで分かりやすく学習することができます。腹膜透析の腹膜における水・物質の移動についてもイラストで明快な解説付きです。
また、血液透析と腹膜透析の治療スケジュールや合併症、日常生活の注意点、中止や減量、変更すべき薬剤など、薬剤師として知っておくべき情報が満載です。
お勤めの薬局や病院薬剤部に届いている「ファーマスタイル」をぜひお手にとって読んでみてください。
こちらの記事全文は、株式会社日本アルトマークが発行している『ファーマスタイル』の2024年4月号に掲載されております。全文バージョンでは、図表での詳細な解説、詳細な薬剤情報をご覧いただけます。ファーマスタイルは、日本全国の病院薬剤部、保険薬局にオレンジ色のラッピングで毎月10日前後に発送されています。ぜひお手元にとってご覧ください。