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更新日: 2024年5月28日 薬剤師コラム編集部

帯状疱疹の後遺症を防ぐ抗ウイルス治療とは?

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帯状疱疹に対する抗ウイルス薬の服薬指導

近年、子育て世代の発症率が増加しており、特に若年患者ではAIDSなどの免疫不全症候群が潜んでいることがあります。また悪性腫瘍や重症感染症、免疫抑制薬や抗癌剤の服薬により細胞性免疫が低下している場合にも帯状疱疹を発症しやすく、重症化する傾向があります。

帯状疱疹に対する抗ウイルス薬は、内服薬が4つ、静注薬が2つあり、作用機序からは核酸アナログ系と非核酸アナログ系の2種に分けられます。核酸アナログ系であるアシクロビル(ゾビラックス)、バラシクロビル(バルトレックス)は、腎機能障害患者では血中濃度上昇による痙攣や意識障害など、中枢神経障害の発現リスクが上昇するため、クレアチニンクリアレンスによって投与量を調整する必要があります。また非核酸アナログ系のアメナメビル(アメナリーフ)は、1日1回の服用前に脂質10g以上の摂取が推奨されています。

そのため抗ウイルス薬の服薬指導では、患者さんに腎機能障害がないか、食事を摂取してから服薬指導するなど、神経障害性疼痛をきたさないための早期治療や適切な服薬指導がとても大切です。

「重症例の点滴治療や外用剤」「帯状疱疹予防ワクチンの有効性」については、本記事よりご確認ください。

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まとめ

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