臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2024年6月11日 薬剤師コラム編集部

【復習】小児の薬用量と臨床検査値の原則

【復習】小児の薬用量と臨床検査値の原則メインの画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

臓器機能が発達途上にある小児の薬用量

小児の薬用量は、薬剤学的因子や生理学的因子などさまざまな要因で決まります。そのため、小児に薬剤を投与する際は添付文書に従い、記載がなければ小児薬用量についてまとめた実用書や海外の症例報告などを参考に検討します。また、薬物代謝、排泄を担う肝臓、腎臓の全体重に占める割合が幼児期では成人より大きいため、薬用量が多く見える期間があります。そこで、以下の式や換算表などが実用的なツールとして普及しており、小児の処方箋を受けたら、年齢と体重を必ず確認することが重要です。

・Augsberger‐Ⅱ式:小児薬用量=成人量×(年齢×4+20/100)

・von Harnack換算表

新生児 3カ月 6カ月 1歳 3歳 7.5歳 12歳 成人
1/20~
1/10
1/6 1/5 1/4 1/3 1/2 1/2 1

「アロメトリー則に基づいた小児薬用量推定法」「小児の臨床検査値の考え方」については、本記事よりご確認ください。

【復習】小児の薬用量と臨床検査値の原則の画像1 記事を読む

関連記事

「明らかに母親が使う目的でも…」ヒルドイド処方巡る実態は

m3.com医師会員に実施したアンケート調査の結果です。「子どもがヒルドイドでないと治らないと言ってくる」など、不適切なヒルドイド処方に関する経験談が掲載されています。

PAH治療薬・ウプトラビで小児用量の追加を一変申請 小児用製剤も

日本新薬は小児PAHの用法・用量を追加する一変申請、小児用0.05mg製剤の新規承認申請を公表。PAHの病態やウプトラビの作用機序、日本新薬のコメントが分かる情報です。

4歳までの抗菌薬使用でBMIがやや上昇

小児18万3444例を対象とした後ろ向きコホート研究に関する内容です。生後0-47カ月までの抗菌薬使用と小児期のBMIとの関連がデータで示されています。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

医薬品情報・DI 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 服薬指導 業界動向 薬局経営 薬物療法 ファーマスタイル 医療クイズ セミナー・学会情報