臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2024年6月25日 薬剤師コラム編集部

薬剤師外来に必要な対話力とは?

薬剤師外来に必要な対話力とは?メインの画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

【実例から学ぶ】薬剤師外来拡大に向けた取り組み

がん研究会有明病院では、2009年頃から薬剤師外来の取り組みを開始。川上氏は「多忙な医師に頼ってばかりではいけない。薬物療法の質を上げるという薬剤師本来の役割に向け、積極的にかかわり課題を解決していかなければいけない」と訴えました。また薬剤師外来の効果について「患者さんから相談される機会が増え、薬物療法への納得感や満足度も高くなった」と話しました。

さらに「がん薬物療法体制充実加算」の算定要件として、薬剤師が「医師の診察前に情報提供や処方の提案等を行った場合」と定義されていることを踏まえ、「診察前」の重要性と、「薬剤師の認識もかえなくてはいけない」と訴え、患者対応時に求められる3つのポイントを分かりやすく解説。最後に川上氏は、「薬剤師外来は、HIVやC型肝炎、緩和ケアにも広がる可能性がある」とし、薬剤師の力を発揮する機会は今後も広がっていくと考えをまとめました。

【患者対応時に求められる3つのポイント】
1) 聞き出す力と否定しない姿勢
2) 情報を取捨選択する力
3) 医療者と患者間の副作用への認識違いを理解

「薬剤師外来での対応事例」「がん研究会有明病院の薬剤師外来の体制」については、本記事よりご確認ください。

薬剤師外来に必要な対話力とは?の画像1 記事を読む

関連記事

放射線治療後採血結果に気付かず抗がん剤継続、劇症肝炎と診断【解説】

医療事故の再発防止を目的に、過去の「医療事故、ヒヤリ・ハット事例」に学ぶシリーズ。
今回は左下葉肺癌、腰椎転移と診断され、入院3日目に死亡した事例を紹介しています。

【神奈川】医師に的確な処方提案をすることで患者のQRL向上につなげたい

緩和薬物療法認定薬剤師であり在宅専任薬剤師として勤務する瀬戸聡氏のインタビュー記事です。医師への処方提案のノウハウ、現在の課題、今後の展望が掲載されています。

「薬剤師外来」を評価の方向 外来腫瘍化学療法診療科か

病院薬剤師から要望の強かった薬剤師外来の評価に関する話題。厚生労働省や日本臨床腫瘍薬学会の調査結果、薬剤師外来の取り組みに関する実態や評価が分かる情報です。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

キャリア 医薬品情報・DI 糖尿病 調剤報酬改定 薬物療法・作用機序 服薬指導 業界動向 薬物療法 年収・待遇 OTC医薬品