薬剤師外来に必要な対話力とは?
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【実例から学ぶ】薬剤師外来拡大に向けた取り組み
がん研究会有明病院では、2009年頃から薬剤師外来の取り組みを開始。川上氏は「多忙な医師に頼ってばかりではいけない。薬物療法の質を上げるという薬剤師本来の役割に向け、積極的にかかわり課題を解決していかなければいけない」と訴えました。また薬剤師外来の効果について「患者さんから相談される機会が増え、薬物療法への納得感や満足度も高くなった」と話しました。
さらに「がん薬物療法体制充実加算」の算定要件として、薬剤師が「医師の診察前に情報提供や処方の提案等を行った場合」と定義されていることを踏まえ、「診察前」の重要性と、「薬剤師の認識もかえなくてはいけない」と訴え、患者対応時に求められる3つのポイントを分かりやすく解説。最後に川上氏は、「薬剤師外来は、HIVやC型肝炎、緩和ケアにも広がる可能性がある」とし、薬剤師の力を発揮する機会は今後も広がっていくと考えをまとめました。
【患者対応時に求められる3つのポイント】
1) 聞き出す力と否定しない姿勢
2) 情報を取捨選択する力
3) 医療者と患者間の副作用への認識違いを理解
「薬剤師外来での対応事例」「がん研究会有明病院の薬剤師外来の体制」については、本記事よりご確認ください。
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