臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2024年8月13日 薬剤師コラム編集部

調剤薬局におけるDX導入・運用の先行事例

調剤薬局におけるDX導入・運用の先行事例の画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

患者の顧客体験向上を意識した取り組み

2015年に厚生労働省から、「2025年までに、薬剤師としての専門性を発揮し、患者との関わりを強め、地域の多職種と連携して地域包括ケアの一翼を担う存在になること」を目指す方向性が示されました。しかし、2022年の第2回薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループは「ビジョンに示された薬局の価値が十分に発揮されているとは言い難い状況」として、連携推進のためにICT活用を訴えています。

これに対して、ICTを使って医療ヘルスケア領域の課題解決に取り組む株式会社メドレーの亀井翔太氏は、「薬局側は単に変化に向かってアクションを取れていないわけではないと思います」と指摘。「患者への直接的なベネフィットについては、オンライン資格確認や電子処方箋サービス以外での自助努力が必要なのではないでしょうか」と話しました。さらに、株式会社コンフィードの中澤裕太氏は、調剤薬局におけるDXの取り組み事例として、脱対物業務の効率化と顧客体験の向上の2つの側面から「かかりつけ薬局支援システム(Pharms)」を紹介しています。

「コンフィード社での運用中のITシステム一覧」「ICTツール活用による顧客獲得」については、本記事よりご確認ください。

調剤薬局におけるDX導入・運用の先行事例の画像2 記事を読む

関連記事

巨大IT、普及を加速か「門前薬局」受難も アマゾン処方薬販売

アマゾンジャパンがオンラインでの処方薬販売開始を公表。本格的な調剤薬局のネット販売に向けた動向やSMBC日興証券アナリストのコメントが分かる内容です。

スマホで診療、処方まで コロナ契機に規制緩和 Q&A

アマゾンが連携する総合医療アプリ「クリ二クス」の利用方法に関する情報です。連携している店舗数やオンライン処方薬販売に力を入れる理由が掲載されています。

【熊本】民間クリニックを買い取り、医療MaaS・DXの拠点として活用

全国の病院組合で唯一、事業が採択された「おぐにサテライト診療所〜OGNEY入江〜」に関する情報。オンライン診療のメリットや服薬指導の仕組みについて言及しています。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

医薬品情報・DI 調剤報酬改定 疑義照会 医療過誤・ヒヤリハット 業界動向 店舗経営 年収・待遇 研修認定薬剤師資格 ファーマスタイル 医療クイズ