臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

更新日: 2024年10月8日 薬剤師コラム編集部

心不全パンデミックに備えた在宅ICT活用

心不全パンデミックに備えた在宅ICT活用の画像

全国の薬剤師へ専門性の高い最新の医薬情報を提供している月刊誌ファーマスタイル。そのWEB版がm3.comで閲覧できるようになりました。薬剤師なら押さえておきたい医療記事を毎月ピックアップしてご紹介します。

在宅における心不全ICTモニタリングとは

高齢者の増加に伴って心不全の患者数も増加傾向にあります。また疾患の性質上、再入院率が高く、医療費の高騰に拍車をかけているのが現状です。そこで、オムロンヘルスケア株式会社(以下、オムロンヘルスケア)と京都府立医科大学は、共同でICTを活用した実証調査を開始。オムロンヘルスケアによると、心不全の憎悪を早期にフォローアップできないのは、患者の通院と通院の間の状態が十分に把握されないことが原因のひとつであると指摘しました。さらに、プロジェクト責任者である同大学大学院医学研究科循環器内科学・腎臓内科学教授の的場聖明氏は、「在宅における心不全ICTモニタリング」の有用性について、「心不全憎悪の予兆を早期に捉えることで患者のQOL改善、治療アウトカムの向上、さらには医療経済性の向上への寄与が可能」とし、在宅におけるICT活用により日本の心不全診療の課題を克服する大きな一歩になることが期待されています。

「患者の療養生活を支える仕組みづくり」「モニタリングデータの解析結果」は、本記事よりご確認ください。

心不全パンデミックに備えた在宅ICT活用の画像2 記事を読む

関連記事

【千葉】心不全患者の心臓リハビリテーションチームを新年度に稼働

地域連携フォーラムを開催した循環器内科の戸叶隆司教授にうかがったインタビュー記事です。心不全の医療体制の特徴や最新の治療動向、今後の取り組みなどが分かります。

【大阪】入退院を繰り返す心不全患者を在宅医療で減らしたい

地域医療・訪問診療に注力する「のぞみハートクリニック天王寺」(大阪市)。訪問診療を志したきっかけや地域連携、訪問診療のメリットなどを院長の小出雅雄氏にうかがいました。

[医療ルネサンス]緩和ケア<6>心不全患者 精神的苦痛も

がん患者だけでなく、心不全でも重視されている緩和ケアに関する話題です。地域連携や再入院を防ぐための薬剤調整など、実際の事例から今後の課題が示されています。

まとめ

ご紹介した記事の他にも、ファーマスタイルでは最新の医療情報を豊富にそろえています。服薬指導や処方監査など、気になるテーマの記事はこちらからご確認ください。

すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です

こちらもおすすめ

薬剤師コラム編集部の画像

薬剤師コラム編集部

「m3.com」薬剤師コラム編集部です。
m3.com薬剤師会員への意識調査まとめや、日本・世界で活躍する薬剤師へのインタビュー、地域医療に取り組む医療機関紹介など、薬剤師の仕事やキャリアに役立つ情報をお届けしています。

キーワード一覧

臨床情報まるわかり!ファーマスタイル!

この記事の関連記事

この記事に関連するクイズ

アクセス数ランキング

新着一覧

26万人以上の薬剤師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイト。会員登録は【無料】です。

薬剤師がm3.comに登録するメリットの画像

m3.com会員としてログインする

m3.comすべてのサービス・機能をご利用いただくには、m3.com会員登録が必要です。

注目のキーワード

禁忌 服薬指導 業界動向 薬物療法 ファーマスタイル プロブレム 医療クイズ 選定療養 疾患・病態 副作用