かかりつけ薬剤師とタスクシフトを組織論から考える|ファーマスタイル(ダイジェスト版)

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2015年に「患者のための薬局ビジョン」が掲げられてからおよそ10年のうちに、薬剤師の業務は調剤を中心とした対物業務から患者を中心とした対人業務へと大きく変化してきました。また、近年は現場でのタスクシフトも課題となっています。2025年6月号のファーマスタイルでは、「かかりつけ薬剤師」と「タスクシフト」を特集しています。
組織論においては、薬剤師の定着や意欲を測る指標として「コミットメント」という概念が注目されています。組織コミットメントとは、個人が組織に対して持つ心理的なつながりを意味し、その強さは薬剤師の組織行動や離職率に大きな影響を与えます。そのため、薬剤師の組織に対するコミットメントを高めることが、薬局運営において重要な課題となるのです。
コミットメントには、勤務する組織に対する「組織コミットメント」と、薬剤師という職業に対する「職業コミットメント」があると考えられています。組織コミットメントと職業コミットメントは、それぞれに「情緒的」、「存続的」、「規範的」コミットメントの3 つの要素でとらえることができます。本誌では、組織コミットメントの3つのコミットメントについて、薬局に勤務する薬剤師の検証結果を用いてそれぞれ解説しています。かかりつけ薬剤師の取得に影響を及ぼすのはどのコミットメントなのでしょうか。
また、薬剤師から非薬剤師へのタスクシフトについては、業務の効率化や人件費の抑制といったメリットがある一方で、薬剤師の人数が十分な環境ではタスクシフトが進まない、他者に業務を任せることへの抵抗感、非薬剤師への指導や教育の負担などの課題があります。コミットメントの観点からタスクシフトを円滑に進めるためのヒントを本誌で探っていきます。
詳細は本誌でご覧いただけます。ぜひお勤めの薬局や病院薬剤部に届いている「ファーマスタイル」をぜひお手にとって読んでみてください。
こちらの記事全文は、株式会社日本アルトマークが発行している『ファーマスタイル』の2025年6月号に掲載されております。全文バージョンでは、図表での詳細な解説、詳細な薬剤情報をご覧いただけます。ファーマスタイルは、日本全国の病院薬剤部、保険薬局にオレンジ色のラッピングで毎月10日前後に発送されています。ぜひお手元にとってご覧ください。