心不全治療アップデート2025|ファーマスタイル(ダイジェスト版)

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日本では高齢化の進行に伴い心不全患者が増加しており、2030年には130万人に達するという推計もあります。2025年3月には日本の心不全診療ガイドラインも全面的に改訂されました。そこで今回、2025年9月号のファーマスタイルでは、「心不全」特集として、改訂された心不全診療ガイドラインの要点、心不全薬物治療の変化、心不全のマネジメントにおいて薬剤師が担う役割などについて解説しています。
心不全は一度発症すると予後不良であるため、可能な限りその発症を防ぐことが重要です。今回の改訂ガイドラインでは、予防に関するエビデンスの蓄積を受けて、心不全発症前であるステージA(心不全リスク)およびステージB(前心不全)に対する指針として「心不全予防」の章を拡充しました。
また、心不全の治療選択においては、従来から左室駆出率(LVEF)を指標とした心不全分類が用いられてきましたが、その定義は臨床試験や国によりバラツキがありました。今回の改訂ガイドラインでは、国際分類にならった変更とともに、新たにLVEF の経時変化を反映した「HFimpEF」の定義が加えられました。
近年、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)やSGLT 2 阻害薬などの薬剤が心不全への適応を取得したことで治療選択の幅が広がりました。本誌では「ファンタスティック4」と呼ばれる4剤の各ポイントや患者選択、注意点などを解説するとともに、さらなる新規治療薬の可能性についても言及しています。
詳細は本誌でご覧いただけます。ぜひお勤めの薬局や病院薬剤部に届いている「ファーマスタイル」をぜひお手にとって読んでみてください。
こちらの記事全文は、株式会社日本アルトマークが発行している『ファーマスタイル』の2025年9月号に掲載されております。全文バージョンでは、図表での詳細な解説、詳細な薬剤情報をご覧いただけます。ファーマスタイルは、日本全国の病院薬剤部、保険薬局にオレンジ色のラッピングで毎月10日前後に発送されています。ぜひお手元にとってご覧ください。