薬剤師は婚活で人気ってホント?20代で結婚するメリットを徹底解説


「薬剤師は結婚するのが遅い」そんな言葉を耳にしたことはないでしょうか。
まわりを見回しても結婚している友達は少ないし、自分も結婚するのは30代かも、と感じている人もいるかもしれません。
現在は女性も男性も含めて結婚年齢が高くなっている傾向がありますが、薬剤師は一般と比べてどうなのでしょうか。
今回は、薬剤師の結婚年齢に焦点を当て、なぜ遅いと言われるのか、20代で結婚することのメリット・デメリット、そして実は薬剤師が婚活市場で人気である理由について詳しく掘り下げていきます。
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薬剤師の結婚年齢は遅い?

一般的に、薬剤師の結婚年齢はほかの職業と比較して遅い傾向にあるといわれています。その背景にはいくつかの理由が考えられます。
薬剤師の結婚年齢は遅め
薬剤師の結婚年齢を調べた公的なデータはありません。
そのため、正確な薬剤師の平均結婚年齢はわかりませんが、全体的に薬剤師は初婚年齢が遅い傾向にあります。
薬剤師の結婚が遅くなることには、いくつかの理由が考えられます。
結婚が遠くなる薬剤師ならではの理由をみていきましょう。
大学が6年制で新卒年齢が高い
薬剤師になるためには、大学の薬学部に6年間通う必要があります。
そのため、大学を卒業する年齢が早くとも24歳となり、高卒や四年生大学卒に比べて社会人としてのスタートが遅くなります。
結婚は大学を卒業して、社会人としてある程度の経験を積んでから、と考えているうちに20代は過ぎていきます。
これが、結婚年齢が遅くなる一つの要因となっています。
職場に男性が少ない
薬局や病院といった薬剤師の主な職場では、女性薬剤師の割合が圧倒的に高い傾向にあります。
厚生労働省の「令和4年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、薬剤師全体の約6割が女性です。
職場に出会いのチャンスがないと感じる女性薬剤師も少なくないでしょう。
出典:令和4年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況 /厚生労働省
出会いの場が少ない
毎日仕事に追われて、気がつけば職場と自宅の往復、休日は疲れを癒してのんびり。
忙しい薬剤師によくあるパターンですが、こんな生活を送っていると、新しい出会いの場に恵まれにくくなります。
社会人になると、自分から行動しなければなかなか新しく異性と出会うことはありません。
積極的に婚活をしている人と、仕事に追われている人を比べると、結婚に結びつくような出会いの数には大きな違いが出てきてしまうでしょう。
経済的に不自由していない
薬剤師は、安定した専門職であり、比較的高い収入を得られる傾向にあります。
普通のサラリーマンの男性よりも女性薬剤師のほうが収入が高いということもあるでしょう。
このように女性薬剤師は経済的に自立しているので、経済的な面で結婚を急ぐ必要がありません。
焦って結婚する必要がないと感じているので、結果として結婚が遅くなるという側面もあります。
自分の時間が充実している
経済的に不自由していない薬剤師は、趣味や自己投資など、自分のために時間もお金も使うことができます。
自分の時間が充実しているので、結婚すると、この自由がなくなってしまうと感じてしまうことも。
独身でいることのメリットを享受しているため、結婚へのモチベーションが上がりにくいケースもあるのです。
20代で結婚するメリット

現在は20代で結婚すると「早い」と言われることもある時代です。
では、薬剤師が20代で結婚することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ライフプランを立てやすい
いつ結婚するのかわからない、という状態でいると、どこで暮らすのか、どのくらいお金を使うのか、どのように働いていくのかというライフプランが立てにくい傾向があります。
「いつか結婚したら」というIFにずっと制約を受けてしまうのです。
20代のうちに結婚すると、その後の出産や子育てといったライフイベントはいつごろになるのかが見通せるので、ライフプランを考えやすくなります。
比較的若い時期に人生の基盤を築くことで、長期的な視点でキャリアとプライベートのバランスを考えたライフプランを立てやすくなるでしょう。
体力的な余裕がある
結婚後の家事と仕事の両立、そして小さな子どもを育てることは、体力勝負な面があります。
20代はまだ体力があるので、パワーあふれる小さな子どもの相手も無理なくできます。
高齢になると、子どもの相手をして遊ぶのもきついと感じるようになるかもしれません。
子育てや家事と仕事との両立はいつの時代でも大変ですが、20代の若い体力のあるときのほうがまだ乗り越えやすいといえるでしょう。
新しい生活への適応力が高い
若いうちは、新しい環境や生活様式への適応力が高い傾向にあります。
結婚による生活の変化や、パートナーとの新しい関係性を柔軟に受け入れていきやすいでしょう。
独身の時期が長く、自分の生活のペースができてしまうと、それを崩すことになる結婚をおっくうに感じてしまうことも。
あれこれ考えずに結婚に飛び込めることは若さのメリットかもしれません。
経済的な基盤を早期に築ける
「結婚はお金がなければできない」などと聞くことはないでしょうか。
しかし、実際には結婚して生活を共にするほうが経済的には楽になります。
とくに、薬剤師は安定した収入があるため、20代で結婚すると早期に経済的な基盤を築くことができるでしょう。
共働きであれば経済的なゆとりが生まれるので、住宅購入や将来の教育費などのお金がかかるライフイベントに関しても資金計画を立てやすくなります。
薬剤師どうしの夫婦だと相手の仕事を理解しやすい
薬剤師の結婚に多いのは、学生時代に薬学部で出会って、就職後に結婚するというパターンです。
パートナーも薬剤師であれば、お互いの仕事内容や職場環境などについて理解でき、共感し合えることが多いでしょう。
仕事の悩みやキャリアについても相談しながら考えていくことができます。
また、結婚後に共働きをしたり、子育てをしたりするときも、お互いの事情をくみとりながら、臨機応変に対応していくことができるでしょう。
20代で結婚するデメリット

ここまで20代で結婚するメリットについてみてきました。
では、20代で結婚することには、デメリットはあるのでしょうか。
自分の時間が制限される
結婚すると、独身時代のように自分の時間を自分のためだけに自由に使うことが難しくなります。
仕事に加えて、家事や育児、パートナーとの時間などの結婚生活に使う時間が増えるため、趣味や自己啓発に使える時間が減ることもあるでしょう。
自分の趣味や旅行などに使う時間を大切にしてきた人にとっては、つらいと感じられるかもしれません。
仕事と家事の両立の負担が増える
共働きの場合、仕事と家事・育児の両方をこなさなければならないことは、やはり体力的にも精神的にも大きな負担となります。
どちらか一方に負担が偏らないよう、夫婦で協力体制を築くことが重要ですが、それでも慣れないうちは精神的・肉体的にきついと感じることもあるでしょう。
また、出産や子育てにおいては、やはり女性のほうが負担は大きくなります。
キャリア形成が一時的に制限される
女性の場合、結婚や出産を機に、働き方を変えることはよくあります。
結婚によって自宅からの通いやすさを重視して転職したり、出産後はパート勤務に切り替えたりすることもあるでしょう。
このように、キャリアチェンジがしやすいのは薬剤師のメリットではありますが、やはり昇進や給与面からみるとマイナスとなることは否めません。
子どもの手が離れてから正社員に復帰したとしても、ずっと制限なく働き続けた人との間に差を感じてしまうかもしれません。
20代薬剤師が婚活市場で人気の理由

薬剤師は、婚活市場において非常に人気のある職業の一つです。
20代の薬剤師であれば、その魅力はさらに高まります。
20代薬剤師が婚活市場で人気の理由についてみていきましょう。
高学歴できちんとしたイメージがある
薬剤師は、大学の学部のなかでも難しい薬学部を卒業しています。
また、医療に携わる専門職であることから、「まじめでしっかりしている」「誠実」「優しい」といったイメージがあります。
結婚は恋愛とは違い、まだまだ家同士のつきあいや、夫婦としてのまわりとのおつきあいがるものです。
薬剤師は高学歴で人柄もきちんとしているので、結婚相手として理想的だと思われるのです。
収入が高い
薬剤師は、他の職種と比較して収入が高い傾向にあります。
現在では結婚しても専業主婦となることはレアケースです。逆に、女性のほうにも経済力があるほうがいいと思われるようになりました。
薬剤師の安定した経済力は、婚活市場で強みとなります。
特に20代でしっかりした経済力があることは、大きなアピールポイントとなるでしょう。
日本全国どこでも働ける
薬剤師の仕事は全国どこでもニーズがあります。また、都会であっても地方であっても高待遇であることに代わりはありません。
たとえば、結婚相手が転勤族であっても、日本全国どこでも仕事を見つけることができるでしょう。
状況に合わせて転職しやすい
薬剤師は、結婚や出産といったライフイベントに合わせて、パート・アルバイトや派遣など、柔軟な働き方を選択することができる職業です。
パート・アルバイトや派遣であっても、一般的なパートなどに比べると高時給です。
子どもが小さい間はパートとしてゆっくりしたペースで働き、大きくなって学費がかかるようになったら正社員として再就職してしっかり稼ぐ、ということも可能です。
結婚生活の間には、子どもが生まれたり、家を買ったり、転勤があったりなどというように、いろいろなことが起こります。
そのときに、仕事にも融通がきかないようであれば、負担が大きくなってしまいます。
状況に変化が起こったときに、生活のほうに仕事を合わせることができることは、家族全体にとってメリットが大きいといえます。
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まとめ

薬剤師の結婚年齢は、他の職業と比較して遅い傾向にあります。
結婚の優先度が下がっている時代ではありますが、20代で結婚することには多くのメリットがあります。
特に、高学歴で安定した収入、そして全国どこでも働ける柔軟性を持つ薬剤師は、婚活市場でも人気が高くなっています。
この記事を参考に、自分のライフプランについて考えてみてはいかがでしょうか。
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