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60代薬剤師の転職・年収コラム

更新日: 2025年4月6日 薬剤師コラム編集部

定年後の薬剤師の選択肢の一つ「物流センター」収入はどのぐらい?キツイ?

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現在、年金の支給は65歳からです。一方で、薬剤師が働く調剤薬局や病院などの定年は60歳というのが多数派です。
定年を迎えても働き続けなければならないのが現状ですが、正直なところ今までと同じ働き方はキツいと感じている人もいるのではないでしょうか。

身体に負担のない仕事をしたい、そう考えている薬剤師に定年後の再就職先としておすすめの場所に物流センターがあります。
しかし、物流センターで薬剤師が再就職すると聞いても、どんな仕事をするのかピンとこない人が多いでしょう。

この記事では、物流センターで定年後の薬剤師におすすめの理由や、薬剤師がどのような仕事をするのかについて解説します。

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薬剤師の定年後の再就職先におすすめ?物流センターとは

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薬剤師の求人を探していて、物流センターの求人を見かけたことはないでしょうか。

薬剤師が働く場所としてメジャーなのは調剤薬局や病院です。
また、薬剤師が資格を活かして一般企業で働くというと、製薬会社の研究開発職やMRが思い浮かぶでしょう。

ただ、それ以外にも薬剤師を必要としている一般企業はあります。そのひとつが物流センターです。
物流センターは医薬品の保管や出荷を行う施設で、薬剤師としての資格や知識が活用できる場でもあります。
ここからは、物流センターと薬剤師の仕事について詳しくみていきましょう。

物流センターには管理薬剤師が必要

医薬品は製薬会社の工場で作られ、病院や調剤薬局、ドラッグストアで患者さんの手に渡ります。そして、工場から直接薬局などに配送されるわけではなく、その途中では倉庫に保管されたり、物流センターで仕分けされたりという工程をたどることになります。

医薬品は人々の健康や場合によっては命に関わるものなので、そのように薬を扱う場所には管理薬剤師を配置するように法律で定められています。
そのため、医薬品を扱う物流センターには、医薬品の管理を行う管理薬剤師が必要とされているのです。

物流センターの仕事内容

物流センターでの薬剤師の仕事は、倉庫内の医薬品の管理義務が中心です。
倉庫内にある医薬品が法令に従って正しく管理されているかどうかについて責任を負う立場になります。

基本的な業務は、日々の医薬品の出入庫の記録・管理です。
また、冷所保存が必要な医薬品がきちんと温度管理されているか、不良品が出ていないかといった保管状況のチェックも行います。
管理帳簿の作成や、他の現場スタッフへの指導も業務の一環です。また、行政の監査が行われるときにはその対応も行います。

このように、物流センターで働く薬剤師は、薬剤師といっても調剤業務をすることはありませんが、薬剤師の専門知識が不可欠なポジションであり、これまでの経験を活かして貢献できる仕事といえます。

薬剤師の仕事は患者さんやお客さんに対する接客業という側面も強いですが、物流センターの管理薬剤師は直接患者さんや医師などの医療スタッフと接することはありません。
接客を苦手だと感じている人にとっては働きやすい職場だと言えます。

物流センターの給与・年収

物流センターで働く薬剤師の給与・年収は、勤務形態や地域によって異なります。
定年後に転職する場合はパート・アルバイトとして勤務することが多くなっています。
時給は調剤薬局などと同程度の2000円程度が相場です。
時給2000円でフルタイムで働くと、年収は400万〜500万円程度となります。
勤務時間は一定で、残業はほぼありません。

定年後の再就職に物流センターがおすすめの理由

仕事内容で説明したように、物流センターでの仕事は倉庫内での管理業務が中心となります。
調剤作業がないので、調剤未経験の人にとっても応募しやすい仕事です。

また、倉庫内の気温などの管理と記録の作成などのデスクワークが中心で、肉体労働はないので、身体の負担も少なくなっています。
勤務時間も一定で、土日が休みのため、定年後のライフスタイルに合わせやすいのも利点です。

このような仕事内容なので、物流センターでの仕事は、現役世代でバリバリ稼ぎたいという薬剤師にはもの足りなさがあり、給与面でも低いと感じられるかもしれません。
しかし、定年後にペースダウンしてある程度の収入を得たいと希望している薬剤師にはちょうどいい仕事だと言えるのではないでしょうか。
社会的意義のある仕事をしながら、自分のペースで働き続けたい人に適しています。

物流センターの求人はレア

全国各地に多くある調剤薬局や病院と違い、物流センターはそもそも数が少なく、そこで働く管理薬剤師も多くはありません。求人が出る地域は限られます。
また、基本的に欠員が出たときの募集となるので、求人もレアになります。接客がなく自分のペースで働けるので、定年後に穏やかに働きたいと考える人にとっては人気の職種で、競争率が高い場合があります。

そのため、物流センターでの再就職を希望する場合は、定期的に求人情報をチェックし、早めに応募することが必要です。
ただ、自分でチェックし続けることは大変なので、物流センターに興味がある場合は、薬剤師専門の転職エージェントを活用することをおすすめします。希望を伝えておけば、求人が出たときにいち早く紹介してもらえるでしょう。

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定年後の薬剤師におすすめの再就職先

定年後の薬剤師の選択肢の一つ「物流センター」収入はどのぐらい?キツイ?の画像3

ここまで説明したように、物流センターは心身ともに負担が少なく働ける職場ですが、働ける場所は限られます。
では、物流センター以外に、転職しやすく定年後の薬剤師に向いている再就職先はどこなのでしょうか。

ドラッグストア

定年後の薬剤師にとって働きやすいのはドラッグストアです。その場合、ドラッグストアでの主な仕事はOTC医薬品の販売になります。
お客様の体調を聞き取って、それに合った薬を提案します。OTC医薬品の勉強は必要になりますが、調剤経験は問われないため、調剤未経験の人でも問題なく働けます。
そのほかにも、レジ打ち、商品の品出し、一般の従業員や登録販売者へのアドバイスといった業務を行います。

定年後の再就職では、パート・アルバイト勤務となることが多いですが、平均時給は2000円と高時給です。フルタイムで働けば年収400万〜500万円も可能です。
勤務時間はシフト制なので、自分の体調に合わせて時間や日数を調整することができ、無理なく働くことができます。
現役時代と同程度の収入を得ることは難しいですが、仕事の負担も軽くなるので、定年後にはおすすめの職場です。

ドラッグストアは全国各地に店舗があり、仕事を探しやすいのも大きなメリットです。60代歓迎という求人を選べば、転職もスムーズでしょう。

デメリットは、品出しがあったり立ち仕事が多かったりするので、体力的な負担が大きくなることです。

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調剤薬局

調剤経験がある人なら、調剤薬局も定年後におすすめの職場です。

ただ、大手の調剤薬局は若手の薬剤師を中心に採用しているので、定年後の薬剤師にはハードルが高くなります。
一方で、地域密着型の薬局チェーンや個人薬局では、人手不足の傾向があるので、シニア薬剤師でも問題なく採用してもらえるのでねらい目となります。
勤務時間や仕事の内容、これから何歳まで働くかについてもオーナーと相談しながら決めることができ、安心して働くことができるでしょう。

調剤薬局もパート・アルバイトとしての採用が多くなりますが、調剤という専門性の高い仕事を行うぶん、時給はドラッグストアよりは高めの傾向です。

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定年後に再雇用と転職、どちらを選ぶ?

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定年後の進路としては、新しい職場に転職するほかに、いままで働いていた職場で再雇用されて働き続けるという選択肢もあります。
再雇用と転職、どちらのほうがよいのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。

再雇用のメリット・デメリット

再雇用のメリットは、なんといっても慣れた職場環境で働ける点です。
仕事のストレスを左右するのは、仕事の大変さもありますが、なんといっても人間関係でしょう。新しい職場に転職した場合、すでに働いているスタッフよりも年上の新人として入るのにはいろいろと気苦労があるものです。
現在の人間関係がよい場合、そのようなリスクがないのは大きなアドバンテージだと言えます。

一方で、定年を迎えて再雇用となると、いったん正社員としては退職して、嘱託社員などとして再契約することが一般的です。そうなると、給与は大幅に下がってしまいます。
いままでと同じ仕事をしているのに給与が低いことにストレスを感じてしまうことがあるかもしれません。また、管理職として働いていた職場で、いままでは部下だった人の指示を受けて働くことにはやりにくさもあるでしょう。

再雇用の場合は、気持ちの面でしっかり割り切って新しい待遇に納得しておくことが不可欠です。

転職のメリット・デメリット

転職のメリットは、新しい環境で、気持ちも新たに自分のペースに合った働き方を選べることです。
60歳で定年といっても、まだまだ長く働ける年齢です。パート・アルバイトとして無理なく働きながら、私生活や趣味の領域を充実させていくという生き方もこれからならば可能です。

長く働く間には、いろいろと我慢をしてストレスに感じることもあったでしょう。定年は、そのような仕事をリセットするチャンスでもあります。

デメリットは、まったく新しい職場に入って、新しい仕事や人間関係に対応していかなければならないことです。とくに人間関係のよしあしは、働き始めるまではわからないリスクがあります。

給与面も定年前と同じ待遇は難しいでしょう。
また、60代となると、転職先は限られます。転職活動が難しくなることもデメリットと言えます。

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薬剤師が定年退職後に再就職先を選ぶポイント

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定年退職後に転職する際には、これまでとは違う注意点があります。
どのようなことに気をつけなければいけないかをみていきましょう。

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これまでのこだわりはリセットする

これまで長く働き、ベテランの薬剤師であればあるほど、積み上げてきた実績があり、仕事に対する自負もあるでしょう。
しかし、とくに60代で転職する場合、そのようなこだわりがかえって足を引っ張ってしまうおそれがあります。
新しい仕事に取り組む際は、これまでの経験にとらわれず、あくまでも新人として柔軟な姿勢で臨むことが重要です。

セカンドライフについてまず考える

定年という節目を迎えるにあたって、これからどういう人生を送っていきたいかをまず考えてみましょう。
まだ薬剤師としてバリバリ仕事をして貢献していきたい人もいるでしょうが、仕事一辺倒でなく趣味や家族との時間などを充実させていきたいと思う人も多いのではないでしょうか。
次に退職するときに悔いを残さないよう、セカンドライフ全体を見据えて働き方を選びましょう。

生活に必要なお金はどのくらいか確認する

少し前に、老後に必要なお金は2000万円ということが話題になりました。いろいろな話を聞いて、老後の生活に不安を抱いている人も多いでしょう。

ただ、定年のころには家のローンも終わり、子どもも独立して、現役時代ほどの収入が必要なくなっているものです。これまでの貯金や退職金もあるでしょう。

定年後の仕事はパート・アルバイトが多くなります。収入を多くしようと思えば仕事に多くの時間を取られることになります。

セカンドライフでは、お金も大切ですが、健康で自由に動ける時間もまた大切なものです。
これからの生活に必要なお金を見積もり、それに応じた収入が得られる仕事を選ぶことが大切です。

体力的に負担のない範囲で再就職先を選ぶ

50代から60代にかけて、体力面での衰えを感じることも増えてきたのではないでしょうか。定年後は自分の体力も考えて仕事を選ぶことがより重要になります。
仕事の内容だけでなく、通勤の負担なども考慮して、無理なく働ける職場を選びましょう。

新人のつもりで新しい職場になじむ

新しい職場のスタッフにとっても、60代の新しいスタッフを迎えるのはいろいろと気を遣うものです。
いろいろと難しいことはあるでしょうが、年上の側が謙虚な姿勢でいることによってスムーズに状況は進んでいくでしょう。
自分のためにも同僚のためにも、新しい職場では新人のつもりでまわりから学び、積極的に順応していこうという姿勢が大切です。

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まとめ

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薬剤師が定年後に働く選択肢として、物流センターは知識や経験を活かしながら柔軟な働き方ができる魅力的な職場です。しかし、求人が少ないことがデメリットです。
まわりにそのような求人がない場合、ドラッグストアや調剤薬局なども選択肢として考えられます。
それぞれの職場について、定年後の再就職先としてのメリット・デメリットを理解し、自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶことが成功の鍵となります。

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