こやま薬局・山陰地域で「人の幸せを支える会社」として患者さんの健康を守る
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こやま薬局は昭和54年6月に鳥取県で創業し、現在県内を中心に11店舗展開しています。特定の地域に根ざしている薬局では、現場のスタッフはどのように働いているのでしょうか。「地域の患者さんは地域の医療機関と地元の調剤薬局で守る」という熱い思いを持つ下田社長と現場で働く皆さんにお話を伺いました。
未経験から薬剤師に転身した経験を活かし、人を育てたい

窪田良樹さん(管理薬剤師/48歳/男性)
「5年前に未経験から薬剤師として入社し、現在は管理薬剤師として店舗全体を統括しています。調剤や患者様対応、在宅患者訪問薬剤管理指導などを行うほか、他店舗とコミュニケーションを取って良いところを取り入れて店舗運営に生かしています。まだ管理薬剤師になって日が浅いのですが、スタッフにいかに気持ちよく働いてもらえるかに心を砕く毎日です。
私は薬学部を卒業後、製薬会社でMR(医療情報担当者)として約20年勤務しました。管理職として人を育てる経験もしましたが、自社の扱う薬剤以外のことを学びたいと考え、さまざまな薬剤を扱える当社に転職することにしました。アットホームな雰囲気で、未経験でも快く受け入れてもらえることも魅力的でした。
意外かもしれませんが、現在の業務には前職時代の経験がとても役立っています。例えば、どの加算を取れば店舗の売上がどれだけ上がるかを考えて日々の業務に落とし込んでいるのですが、こうした考え方は営業の経験があるからこそだと思っています。
前職時代と異なるのはコミュニケーションの相手です。前職では会話をするのはドクターが中心でしたが、今は患者さんが中心です。患者さんとの対話を重ねるうちに「飲み続けて効果は出るのか」「副作用はないか」など、服用への不安を抱えていることがわかってきました。そんな患者さんの話にじっくり耳を傾けた上で薬の説明をしたり、「ドクターにこのように話してみてはどうですか」と提案したりしています。そうして患者さんから「勉強になったわ。ありがとう」と言ってもらえることが至福の喜びです。
未経験者は特に、最初は誰に何を聞いて良いかもわからないと思いますが、私も未経験だったのでその気持ちが痛いほどよくわかります。基本的なことから一緒に取り組み、一人前の薬剤師に育てますので、未経験でも安心して入社してもらいたいですね。」
社長と社員のコミュニケーションの橋渡し役に

田中薫さん(エリアマネジャー/62歳/女性)
「私は12年前に入社し、エリアマネジャーとして鳥取県東部を主に統括していましたが、今は全店舗の人事を主に担当しています。
ある店舗で急な欠員が出たときに他店舗のスタッフにヘルプを要請したり、産休や育休に入るスタッフがいる店舗があれば他店舗からの異動を依頼したりするなど、全社の人員配置を調整するのが主な役割です。異動には不安がつきものなので、その気持ちに寄り添いながら店舗の現状を説明し、誠意を持って対話を重ねて納得してもらうようにしています。
また、社長とスタッフのコミュニケーションの橋渡しをするのも私の役目です。社長の言わんとすることが時折スタッフにうまく伝わらないことがあれば、私がその意図を汲み取り、「社長はこういう意味で言っているんだよ」「あなたのこういうところを見ているから、大丈夫だよ」とスタッフに伝えて理解してもらうようにしています。社長を父親とするなら、私は子どもたちを優しく見守る母親のような役回りでしょうか。
当社の薬局は11店舗あるので、配属された店舗が自分と合わないと感じたときには他店舗への異動も可能です。また、さまざまな医院の門前薬局をしているので、「整形外科の勉強がしたい」などの希望があればそれが叶う薬局に異動したり、短期的に研修に行ったりすることもできます。資格を取りたい、研修を受けたいという場合も会社がバックアップしてくれます。鳥取は田舎ではありますが美味しいものがたくさんあるので、時には職場のみんなと一緒に食事に行ったりしながら楽しくお仕事できますよ。」
各店舗で売上集計や改善業務、お客様対応をサポート

綿谷 公道さん(エリアマネジャー/53歳/男性)
「私はエリアマネジャーとして鳥取県中部・西部の店舗を統括していましたが、今は経営戦略の役割を担っています。これまでずっと調剤薬局で働いてきましたが、前職までは自分の能力を思うように活かせず悶々としていました。たまたま前職で下田社長と面識があったご縁から、社長に乞われる形で入社することになりました。当社は前の職場よりも規模は小さいものの、これまで培ってきた知識や能力が大いに発揮できる期待があったのも入社を決めた理由です。
現在は毎日店舗をまわりながら売上集計や業務改善、お客様対応のサポートを行うのが主な日課です。地域支援体制加算を取れている店舗では、来年も取得できるように受付体制や集中率などを考慮しています。店舗に応援に入ったときに、どのような加算の算定ができるかをスタッフからよく相談されるのですが、頼られるのはいつでも嬉しいものです。
昨今は薬剤師業務のあり方が対物から対人へと変わりつつありますが、当社でも患者さんのフォローアップをいかに充実させられるかが課題となっています。在宅業務もあり、昔よりも薬局や薬剤師に求められる役割は確実に増えています。そのため、新しく入社される方とも協力しながら効率よく業務を進めていきたいと考えています。
当社は自分の取り組みがそのまま評価の対象になりますし、やる気や能力次第ではマネジャー職にチャレンジすることが可能です。私たちマネジャーはほぼ毎日店舗に出向いているので、何かあればいつでも相談にも乗ります。大手の薬局ではスタッフが直接社長と会話をすることはほとんどないと思いますが、当社では社長にも気軽に相談することが可能です。
鳥取県は環境が良く住みやすいので、鳥取出身の方はもちろん、県外出身者にも来てもらいたいですね。長く働いて活躍していただき、会社の業績アップにも貢献してもらえるとありがたいです。」
自ら日常的に店舗をまわってスタッフと会話し、相談に乗る

有限会社こやま薬局 代表取締役社長 下田淳也さん
「当社はスタッフと社長の距離がとても近いので、困ったことがあればすぐ相談していただけるのが強みです。というのも、マネジャーのみならず私も日常的に店舗をまわってスタッフ全員に声をかけているからです。各店舗から上がってくる数字だけを見ていても、店舗の実態はつかめません。スタッフと直接会って話をすれば壁にぶつかっていることもわかりますし、相談しづらいことも相談してもらいやすくなるので、忙しくても店舗の巡回は欠かせません。
また、人を育てることも社長の大切な仕事だと考えています。入社した方にはまず、さまざまな店舗を見てもらいます。未経験者であれば薬剤師や事務員が複数いる店舗に配属してマンツーマンで指導しますし、管理薬剤師やマネジャーの経験者であれば、かかりつけ薬剤師や在宅患者訪問薬剤管理指導などの役回りを任せることもあります。しかし、基本的には一人ひとりの経験や能力、適性を見ながら配属を決めています。業務開始後もマネジャーや私が会いに行って業務の理解度を確認しつつ、困りごとがないかヒアリングするなど、フォロー体制も整えています。

ただ、私が先代から会社を継いだときはまだ20代後半と若かったため、当初はスタッフと思うようにコミュニケーションが取れませんでした。会社の方向性を示すのは自分ですが、それを実現できるのはスタッフの協力あってこそ。そのため、まずはスタッフとの距離を縮めようと、店舗の掃除をすることからスタートしました。降雪の冬には、朝4時から夜中0時まですべての店舗をまわって雪かきをしました。すると、「お疲れ様です」と挨拶してくれたり、温かいお茶を差し入れてくれたりするスタッフが現れるようになったのです。今ではどの店舗に行っても気軽に声をかけてもらえるほど、信頼関係を築くことができています。
当社の経営理念は「人の幸せを支える会社」です。社員満足・顧客満足の両立を掲げてサービスを展開し、地域医療の一助となって患者さんの幸せを支えられる調剤薬局でありたいと思っています。そのためには、患者さんの多様なニーズにお答えできるようにしなければなりませんし、スタッフもやりがいを持って働ける環境にしなければなりません。各店舗では目標を設定し、その目標を達成するためにどうすべきかをスタッフが各々考えて日々の業務に励んでいます。挑戦したいことがあれば、そのための支援も受けられます。「地域医療の一端を担える薬剤師になりたい」という熱い想いを持った方、自己研鑽をしていきたい方のご応募をお待ちしております。」
小規模だからこそ、やりたいことにチャレンジできる風土がある
こやま薬局はアットホームで面倒見がよく、未経験者でも安心して働ける会社です。また、社長やマネジャーとの距離も近いため、さまざまな意見や要望も聞いてもらいやすく、何かしたいことがあれば挑戦させてもらえる環境も整っています。ぜひこやま薬局の門戸を叩いてみてはいかがでしょうか。