薬剤師でも在宅ワーク！？オンライン服薬指導の現場をインタビュー

オンライン薬局という新しい形態をとっているひかり薬局。2023年6月に東京都大田区の門前薬局でオンライン服薬指導を行ったことがきっかけでスタートしたひかり薬局は、薬局現場でも自宅でも働ける点が特徴的です。薬局現場・在宅でそれぞれ働いている皆さんに、オンライン薬局ならではの働き方やそのメリットについてお話を伺いました。

在宅ワークでオンライン服薬指導、薬剤師としての職能を発揮

鈴木さん（おうち薬剤師／30代／女性）

「さまざまな調剤薬局やドラッグストア、病院で約15年勤務したのち、現在は在宅でオンライン服薬指導を行う「おうち薬剤師」をしています。以前勤めていた薬局で知り合った方がおうち薬剤師をしていて、「鈴木さんに合いそう」と言われたのがきっかけでこの仕事を始めました。

一般的な薬局では立ち仕事が多いのですが、当時は体調の関係で立ち仕事が少し難しい状態でした。「おうち薬剤師」は在宅で、パソコンの前に座ったままできる点や、もともと服薬指導が好きだったこと、副業でピルや漢方の販売会社でオンライン薬剤師をしていて親和性がありそうだと考えたことからも興味を持ちました。今は人が足りない時間のみシフトに入っており、自分の都合に合わせて1時間だけ勤務することもあります。座って仕事ができますし、自分の体調や都合に合わせて柔軟に勤務できるのが「おうち薬剤師」のメリットです。

いつも心掛けているのは、業務効率を高めつつ、短い時間の中でも患者さんの満足度を最大限に上げることです。15分で2～3名の患者さんに服薬指導をするので、患者さん1人あたりにかけられる時間は5分程度です。そのため、事前に問診票や前回の薬歴をもとにヒアリングシートを自分で作成し、患者さんに聞くこと、こちらから伝えることをメモした上で服薬指導にのぞむようにしています。患者さんから何か申し出があれば、終了後に引き継ぎ漏れがないようメモに残すことも忘れません。最近は出荷調整の薬剤も多いのですが、在宅で在庫状況が見えにくいため、調剤室に直接電話して確認をすることもあります。

もちろん、こちらから一方的にお話をするだけでなく、患者さんのお話もちゃんとお聞きします。自分の話はできるだけ手短にして、処方された薬は何か、どんな効果があるのか、副作用はあるのかなど患者さんの疑問や不安を解消することに時間を使っています。

この仕事では北海道から沖縄まで全国の患者さんとお話できますし、さまざまな処方箋を扱うので、とても勉強になります。患者さんとの会話から気づきを得ることが多く、在宅勤務でありながら薬剤師として知識のアップデートができることも魅力です。また、調剤室とは別に全体運営の方が状況を都度確認してくださっているので、業務の中で生じた疑問や不安を気軽に相談できる風通しの良さもひかり薬局の良いところです。

今後は薬剤師業界でもオンライン服薬指導業務が増えていくと予想されます。自分のペースで働けて、在宅でも職能を発揮できるひかり薬局で、一緒に働いてみませんか？」

服薬指導データを使って業務改善を行い、フィードバックにも活かす

町田真一さん（薬局現場勤務／30代／男性）

「調剤薬局での管理薬剤師やエリアマネージャー、実務実習指導薬剤師、学校薬剤師などの経験を経て、現在は当社の東京麹町薬局で薬局長として勤務しています。前々から「今後はオンライン服薬指導や在宅医療のニーズが高まる」と予想していたことから、今まで経験したことのないオンラインに特化した薬局業務にチャレンジしたいと思い、入社を決めました。

私の役割は全国各地からの処方箋を受け付け、薬局に行くことが難しい患者さんにオンライン服薬指導を行い、薬を遅滞なくお送りできるような体制づくりをすることです。服薬指導時間外にもチャットなどを通じて患者さんの相談に乗るなどアフターフォローをすることで、信頼できる薬局づくりを目指しています。

当社で働くスタッフのフォローも重視しています。特に顔を合わせる機会の少ないリモート勤務のスタッフには、マニュアルを共有して変更点があれば都度知らせているほか、業務で疑問や不安があれば社内システムのチャットで相談に乗ったり、緊急のときには電話でやり取りしたりもしています。

ひかり薬局はオンライン薬局という利点を活かし、対面の薬局では取れないようなデータを日々収集して業務改善ができることが強みです。例えば、予約状況からキャンセル率を算出したり、服薬指導をした患者さんに顧客満足度調査のアンケートを取りデータ化したりしています。データからスタッフの頑張りや改善点なども見えてくるため、スタッフへのフィードバックにも活かすことができています。

最近は、処方箋が送られてくるクリニックの数も採用薬の数も日々増える一方です。出荷調整になる薬も増えていて、在庫管理が難しくなってきているのが悩みの種です。在庫を切らさないために、直接製薬メーカーや卸業者に交渉して調達することもあれば、在庫状況を共有した上で処方を変更してもらうようクリニック側に相談することもあります。そのように、試行錯誤を重ねながら患者さんに必要な薬を確実にお届けできるよう尽力しています。

今後もますますオンライン薬局や在宅で行うオンライン服薬指導などの需要が伸びていくと思われますが、オンライン薬局はまだあまりありません。そのような時代に、オンライン薬局という新しい業態に挑戦でき、経験を積むことができるのはとても魅力的です。また、体調不良時など急に休暇が必要になったときには予約枠を調整すれば休暇を取りやすくなるので、ワークライフバランスのとれた働き方がしたい方にもぴったりの職場だと思います。」

在宅ワークもできるオンライン服薬指導の求人を通じて、より良い医療の未来を目指す仲間に出会いたい

中牟田高明さん（ひかり薬局事業担当者／20代／男性）

「私たちは全国的にも珍しいオンラインを中心とした調剤薬局を運営している会社です。当社は完全予約制を取っているので、目の前で患者さんをお待たせすることがありません。業務量に波もなく、プレッシャーを感じずに服薬指導や調剤に集中できるのが当社の強みです。感染症の流行期でも、オンライン服薬指導であれば患者さんと直に接触することがないので感染リスクを減らすこともでき、スタッフ本人にとってもそのご家族にとっても安心して仕事を続けられる環境も整っています。

当社はオンライン薬局という性質上、薬局現場で働く薬剤師はもちろん、リモート勤務の薬剤師も多く在籍しています。現場には責任者が常におりますので、何かあったときには対面で相談できますし、チャットを使ってリモートでの相談もできます。

患者さんの満足度を高めるため、できるだけ医療機関を受診した当日に予約が取れるようにしているほか、患者さんの満足度が高くなるような服薬指導になるようにフィードバックしています。Googleマップでの口コミ評価も高く、すべての薬局で4.7の評価になっています(26年11月7日現在)。この満足度の高さから、一度ひかり薬局のオンライン服薬指導を受けた患者さんは継続してくれることがほとんどです。

当社は「便利な受け取りで、続ける医療。守る健康」を理念に掲げ、お薬の受け取りをスムースにすることで治療継続を支え、患者さんの健康と医療費削減に貢献することを目指しています。子育てで時間の確保が難しい方や、有給休暇をとって薬局に行くお仕事が忙しい方などに向けて、オンライン薬局という仕組みを通じて治療継続をサポートしています。私たちとともにより良い医療の未来を実現したい方の応募をお待ちしています。

オンライン薬局という新しい業態にいち早く挑戦しよう

コロナ禍をきっかけに医療のオンライン化も進んできましたが、オンライン比率が50%ほどの家電や本など進みの早い業界と比較すると進展が遅い業界になります。ただこの数年間でオンライン診療やオンライン服薬指導のニーズが高まっており、薬局でもオンラインの比率が高まっていくと思われます。そうした時代に、オンライン薬局という新しい業態にいち早く挑戦できるひかり薬局を転職先の候補の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

ひかり薬局

住所　東京都千代田区麹町4-4-7-9階
https://hikari-pharmacy.studio.site/

「便利な受け取りで、続ける治療。守る健康。」
私たちは、お薬の受け取りをスムーズにすることで治療継続を支え、患者の健康と医療費削減に貢献します。
より良い医療の未来を実現するために、便利で安心な仕組みを提供し続けます。

【ひかり薬局のポイント】
オンラインならではの勤務内容
○ 完全予約制により業務量に波がない
○ 目の前で患者さんを待たせるなどのストレスがない
○ 座って業務ができる
○ 感染症のリスクが低いので家族も安心

柔軟な勤務条件
○ 週休4,3,2日など柔軟な働き方が可能
○ 残業が少ない
○ フルリモートの働き方も

薬剤師としての新しい経験
○ 薬剤師として今後必要となるオンラインの経験をいち早く積むことができる
○ オンライン薬局という新しい業態、通常の薬局では取れないデータを活用して日々改善する経験を積むことができる