人気ブロガー・薬剤師ポンさんがアドバイス「患者クレーム対応の最適解」

更新日: 2025年6月26日 薬剤師ポン

薬局クレームの手引き「同じ薬なのに値段が違うのはなぜ?」

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今回の患者さんは、総合病院から家の近くのクリニックで受診することになった影響で、別の薬局から当薬局に変更された患者さんです。以前と同じお薬が出ましたが、なにやら新人薬剤師に問い合わせているようです。本記事では、新人薬剤師が陥りやすいクレーム対応の課題を分析し、現場で実践できる具体的な解決策を紹介します。では、いってみましょう!

薬局の変更で薬価が変わった患者さんの背景

<患者さんのデータ>
40代女性 Cさん


<処方内容>
メトホルミン塩酸塩錠250mg  2錠
朝、夕食後         30日分
カンデサルタン錠8mg     1錠
朝食後           30日分

以前まで総合病院を受診していたが、今回より家の近くのクリニックで受診することになった。薬自体は以前からのものと変更なし。

患者さんの問い合わせ

薬局クレームの手引き「同じ薬なのに値段が違うのはなぜ?」の画像

あれ?同じ薬なのに、前にもらっていた薬局と値段が違うの?

以下から患者さんの問い合わせに最適な返答を選んでください。

  • 「薬局ごとに設定される『調剤基本料』が異なるため、トータルの負担額に差が出ることがあります。今回の値段の差はこの違いによるものです」
  • 「薬局によってお薬の仕入れ価格が違うので、それが値段の差になっています。薬価は変わることがあるので、薬局ごとに価格が違うのは仕方がないですね」
  • 「処方せんの内容が変わっている可能性があります。お薬手帳を見せていただいても、前回の薬局の計算方法が違っていたのかもしれませんね。とりあえず今回はこの価格になりますので、ご了承ください」

回答と解説

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薬剤師ポン
やくざいしぽん

調剤薬局12年目の薬剤師インフルエンサー。新人時代は大手調剤薬局に勤務し経験を積む中で、「地元ならもっと地域に貢献できるのでは」と考え、地元の調剤薬局へ転職。現在は地域密着の薬剤師として、患者さんに寄り添う医療を提供している。 InstagramやXでは、薬学を楽しく学べる情報を発信。さらに、自身の薬剤師経験を活かし、薬剤師のキャリアや生き方を追求するブログ「ポンマガジン」を運営中。 また、著書としてKindle本『Instagramで稼ぐ!私が薬剤師インフルエンサーになってわかったこと』、『薬剤師のためのクレーム対応:クレームを通して患者の満足度を上げよう』を出版し、薬剤師の新しい可能性を広げる活動を続けている。

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