【薬局クレームマニュアル】「本当に同じ薬?」後発薬の見た目が変わったと時の対処法

今回のケースは、以前は別の薬局を利用していた患者さんが、初めて当薬局を訪れた場面です。処方内容はこれまでと同じですが、後発医薬品のメーカーが一部変更されたことに不安を感じた様子で、新人薬剤師に質問を投げかけています。本記事では、新人薬剤師がつまずきやすいクレーム対応のポイントを整理し、現場で実践できる具体的な対応例と考え方を解説します。では、見ていきましょう。
一部の薬が別メーカーの後発品に変わった患者さんの背景
<患者さんのデータ>
70代男性 Aさん
<処方内容>
オルメサルタン錠20mg「YD」
カルベジロール錠1.25mg「DSEP」
フェブキソスタット錠20mg「DSEP」
エゼチミブ錠10mg「DSEP」
アムロジピンOD錠2.5mg「トーワ」
フロセミド錠20mg「NIG」
ランソプラゾールOD錠15mg「トーワ」
1日1回 朝食後 60日分 一包化指示
これまでずっと同じメーカーで服用していたが、今回薬局を変えたことで、一部の薬が別メーカーの後発品に変わった。
患者さんの問い合わせ「薬の見た目が違うけど大丈夫?」

「この薬、見た目が全然違うけど本当に同じ薬?成分は同じって言われてもなんか不安で…」
以下から患者さんの問い合わせに最適な返答を選んでください。
- 「見た目が違うと不安になりますよね。ジェネリックは国が認めていて、成分や効き目は同じですのでご安心ください。もし何か気になることがあれば、いつでもご相談くださいね。」
- 「そうですよね、形が変わると不安ですよね。今回も成分と効き目はこれまでと同じで、国の基準で確認されています。何か変わったことがあればいつでも教えてくださいね。」
- 「ご不安になりますよね。今回の薬も国が厳しく審査しており、成分も効き目も同じです。飲んでみて違和感があればいつでもお知らせくださいね。」
回答と解説