人気ブロガー・薬剤師ポンさんがアドバイス「患者クレーム対応の最適解」

更新日: 2025年7月9日 薬剤師ポン

【薬局クレームマニュアル】「本当に同じ薬?」後発薬の見た目が変わったと時の対処法

【薬局クレームマニュアル】「本当に同じ薬?」後発薬の見た目が変わったと時の対処法のメイン画像

今回のケースは、以前は別の薬局を利用していた患者さんが、初めて当薬局を訪れた場面です。処方内容はこれまでと同じですが、後発医薬品のメーカーが一部変更されたことに不安を感じた様子で、新人薬剤師に質問を投げかけています。本記事では、新人薬剤師がつまずきやすいクレーム対応のポイントを整理し、現場で実践できる具体的な対応例と考え方を解説します。では、見ていきましょう。

一部の薬が別メーカーの後発品に変わった患者さんの背景

<患者さんのデータ>
70代男性 Aさん


<処方内容>
オルメサルタン錠20mg「YD」
カルベジロール錠1.25mg「DSEP」
フェブキソスタット錠20mg「DSEP」
エゼチミブ錠10mg「DSEP」
アムロジピンOD錠2.5mg「トーワ」
フロセミド錠20mg「NIG」
ランソプラゾールOD錠15mg「トーワ」
1日1回 朝食後 60日分 一包化指示

これまでずっと同じメーカーで服用していたが、今回薬局を変えたことで、一部の薬が別メーカーの後発品に変わった。

患者さんの問い合わせ「薬の見た目が違うけど大丈夫?」

【薬局クレームマニュアル】「本当に同じ薬?」後発薬の見た目が変わったと時の対処法の画像

「この薬、見た目が全然違うけど本当に同じ薬?成分は同じって言われてもなんか不安で…」

以下から患者さんの問い合わせに最適な返答を選んでください。

  • 「見た目が違うと不安になりますよね。ジェネリックは国が認めていて、成分や効き目は同じですのでご安心ください。もし何か気になることがあれば、いつでもご相談くださいね。」
  • 「そうですよね、形が変わると不安ですよね。今回も成分と効き目はこれまでと同じで、国の基準で確認されています。何か変わったことがあればいつでも教えてくださいね。」
  • 「ご不安になりますよね。今回の薬も国が厳しく審査しており、成分も効き目も同じです。飲んでみて違和感があればいつでもお知らせくださいね。」

回答と解説

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薬剤師ポン
やくざいしぽん

調剤薬局12年目の薬剤師インフルエンサー。新人時代は大手調剤薬局に勤務し経験を積む中で、「地元ならもっと地域に貢献できるのでは」と考え、地元の調剤薬局へ転職。現在は地域密着の薬剤師として、患者さんに寄り添う医療を提供している。 InstagramやXでは、薬学を楽しく学べる情報を発信。さらに、自身の薬剤師経験を活かし、薬剤師のキャリアや生き方を追求するブログ「ポンマガジン」を運営中。 また、著書としてKindle本『Instagramで稼ぐ!私が薬剤師インフルエンサーになってわかったこと』、『薬剤師のためのクレーム対応:クレームを通して患者の満足度を上げよう』を出版し、薬剤師の新しい可能性を広げる活動を続けている。

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