「アムロジピン」の調剤から学ぶ。ジェネリック薬価に対する不満解消法
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新人薬剤師の皆さん、薬局の会計時に患者さんから「ジェネリック医薬品にしたのに、思ったより安くなっていない」というご指摘を受けた経験はありませんか?患者さんは自己負担額の軽減に大きな期待を寄せているため、その期待と実際の金額にギャップがあると、不満や不信感につながりやすくなります。このような場面でどのように説明すれば、患者さんに納得していただけるのでしょうか。今回は、ジェネリック医薬品の価格に関するクレーム対応について、具体的なケーススタディを通して最適な対応を一緒に考えていきましょう。
「アムロジピン錠」を処方された患者さんの背景
<患者さんのデータ>
60代男性 Bさん。年金暮らしで、医療費を少しでも抑えたいと考えている。
<処方内容>
アムロジピン錠5mg「A社」 1錠 1日1回 30日分 (これまで先発品のノルバスク錠5mgを服用していたが、今回初めてジェネリック医薬品に変更)
患者さんの問い合わせ「ジェネリックにしたら薬代が安くなるって聞いたけど…」
「ジェネリックにしたら薬代が安くなるって聞いたから変更したのに、思ったより安くなっていないじゃないか。本当にちゃんと安くなってるの?」
以下から患者さんの問い合わせに最適な返答を選んでください。
- 「はい、お薬自体の価格は安くなっていますが、総額には技術料なども含まれます。明細書に記載の通りですので、ご確認ください」
- 「ご期待ほどの金額にならず申し訳ございません。お薬代の内訳をご説明してもよろしいでしょうか」
- 「大変申し訳ございません。もしご希望でしたら、次回はより薬価の安い、別のメーカーのジェネリック医薬品を探してみましょうか?」
回答と解説