人気ブロガー・薬剤師ポンさんがアドバイス「患者クレーム対応の最適解」

更新日: 2026年5月13日 薬剤師ポン

【26改定対応】かかりつけ薬剤師「勝手に取られた!」への正解回答は?

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「『かかりつけ』って何のお金?」 窓口で突然患者さんから問い合わせられて、ヒヤッとした経験はないでしょうか。かかりつけ薬剤師制度において、現場で最も対応に苦慮するのがこの「事後発覚型の時限爆弾クレーム」です。

数ヵ月前、あるいは数年前に同意書にサインをいただいたものの、患者さん自身はその意味をすっかり忘れており、ふとしたきっかけ(他薬局との差額に気づいた、家族に明細を見られたなど)で「毎回、勝手に追加料金を引かれ続けていた!」と不信感を爆発させるケースです。

ここで絶対にやってはいけないのが「以前、ご自身で同意書にサインされましたよね?」と証拠を突きつけること。患者さんからすれば「騙された」「丸め込まれた」という感情がさらに強固になり、最悪の場合、二度と来局されなくなります。

2026年の調剤報酬改定を経て、より「対人業務の質」が問われる今だからこそ、すべての薬剤師が身につけておきたい実践的な対応策とキラーフレーズをご紹介します。

「かかりつけ薬剤師」の追加料金に不信感を持つ患者さんの背景

<患者さんのデータ>
60代男性 Dさん


<処方内容>
高血圧と脂質異常症で毎月同じ内科を受診し、当薬局を利用。実は半年前から「かかりつけ薬剤師」の同意書にサインし毎回算定していたが、本人は「よく分からない紙」程度の認識だった。今回、妻に領収書を見られた際に「これ何のお金?」と指摘され、不信感を抱いて来局した。

患者さんの問い合わせ「『かかりつけ』って何?余分にお金がとられてるの?」

かかりつけ薬剤師トラブルの回避法「勝手に取られた!」の回答は?の画像
患者さんの問い合わせ

「ちょっと、お兄さん!この明細の『かかりつけ』って何?

勝手に追加料金が取られてるわけじゃないよね?」

以下から患者さんの問い合わせに最適な返答を選んでください。

  • 「D様、ご不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。こちらは半年前にご同意いただいた『かかりつけ薬剤師』という国の制度によるものでして、毎回お薬の飲み合わせなどをより安全に管理するための費用として算定しております。私どもで勝手に追加したわけではありませんので、どうかご理解いただけますでしょうか」
  • 「事前の説明が不足しており、ご不安にさせてしまい申し訳ありません。実はこちら、私が『D様の専属の担当』としてお薬の安全を管理し、万が一の際にも直接ご相談に乗れる体制を整えるための費用なのです。もしご不要であれば次回から外すことも可能ですが、いかがいたしましょうか」
  • 「ご説明が足りず申し訳ありません。D様がご納得されていない状態で費用をいただくわけにはいきませんので、今回はかかりつけの点数を外してお会計をやり直しますね。次回以降、あらためてメリットをご説明させていただきますので、その際にご継続をご判断いただけますでしょうか」

回答と解説

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薬剤師ポン
やくざいしぽん

調剤薬局12年目の薬剤師インフルエンサー。新人時代は大手調剤薬局に勤務し経験を積む中で、「地元ならもっと地域に貢献できるのでは」と考え、地元の調剤薬局へ転職。現在は地域密着の薬剤師として、患者さんに寄り添う医療を提供している。 InstagramやXでは、薬学を楽しく学べる情報を発信。さらに、自身の薬剤師経験を活かし、薬剤師のキャリアや生き方を追求するブログ「ポンマガジン」を運営中。 また、著書としてKindle本『Instagramで稼ぐ!私が薬剤師インフルエンサーになってわかったこと』、『薬剤師のためのクレーム対応:クレームを通して患者の満足度を上げよう』を出版し、薬剤師の新しい可能性を広げる活動を続けている。

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