人気ブロガー・薬剤師ポンさんがアドバイス「患者クレーム対応の最適解」

更新日: 2026年6月23日 薬剤師ポン

【薬局クレーム対応法】「トルリシティ皮下注が凍って使えないから交換して」

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糖尿病治療で広く使われる「GLP-1受容体作動薬」。自己注射の導入にあたり「冷蔵庫で保管してください」と指導することは多いでしょう。しかし、患者さんが言葉通りに冷蔵庫の奥にしまい、「冷気の吹き出し口」に触れて凍結してしまうトラブルが後を絶ちません。

一度凍結した生物学的製剤は使えず、廃棄するしかありません。高い値段の「トルリシティ皮下注」などの薬剤費が再び患者さんの負担になるため、「薬局のせいだ!無料で交換して!」というクレームに発展しがちです。

本コラムでは、患者さんに怒りを収めてもらいながら解決へと導く、実践的な対応フレームをお伝えします。

☞冷蔵保管・凍結注意の薬剤一覧
    トルリシティ(アテオス)、マンジャロ(アテオス)、オゼンピック(皮下注セマグルチド)、ウゴービ(肥満症治療薬・要冷蔵)

GLP-1受容体作動薬「トルリシティ」が冷蔵庫で凍結した患者の事例

<患者さんのデータ>
60代男性 Bさん(2型糖尿病で通院中)

<処方内容>
トルリシティ皮下注0.75mgアテオス 4キット(28日分)
※導入から3ヵ月目、手技には慣れてきた頃

薬局でのクレーム発生:凍結したトルリシティの無料交換を求められたら?

トルリシティ等GLP-1の凍結クレーム対応と服薬指導術の画像

「言われた通り冷蔵庫で保管したら、凍って廃棄するしかなくなったよ。病院に電話したら『薬局に相談して、また処方箋をもらい直して』って言われたんだ。『冷気の当たる場所はダメ』と聞いてないから、無料で新しいのと交換してくれない?」

現場対応クイズ!注射薬の凍結トラブルに対する薬剤師の最適な返答とは?

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やくざいしぽん

調剤薬局12年目の薬剤師インフルエンサー。新人時代は大手調剤薬局に勤務し経験を積む中で、「地元ならもっと地域に貢献できるのでは」と考え、地元の調剤薬局へ転職。現在は地域密着の薬剤師として、患者さんに寄り添う医療を提供している。 InstagramやXでは、薬学を楽しく学べる情報を発信。さらに、自身の薬剤師経験を活かし、薬剤師のキャリアや生き方を追求するブログ「ポンマガジン」を運営中。 また、著書としてKindle本『Instagramで稼ぐ!私が薬剤師インフルエンサーになってわかったこと』、『薬剤師のためのクレーム対応:クレームを通して患者の満足度を上げよう』を出版し、薬剤師の新しい可能性を広げる活動を続けている。

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