在宅薬剤師のためのフィジカルアセスメント

更新日: 2023年8月24日 田中 嘉尚

骨粗鬆症は肺がんに次ぐ怖い病気。骨粗鬆症治療で発生率が減らせる疾患は?

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骨粗鬆症は、高齢になってから発症することが多い病気で、高齢化の進む日本では患者数が増加傾向にあります。総人口の10%の約1,300万人が骨粗鬆症ともいわれます。たとえ現在は症状が出ていなくても、いずれは腰痛や骨折などを引き起こす危険性が高いとされる「予備群」を含めると2,000万人に至るとも推測されています。今回は薬剤師横山紗希先生に骨粗鬆症治療の重要性についての症例を使用し解説します。

※薬剤師によるフィジカルアセスメントはどこまで許されるのか?については、こちらを参照して下さい。

骨粗鬆症と現病歴

慢性腎臓病(CKD)、本態性高血圧、便秘症

骨粗鬆症の症例

85歳の女性、娘さんと同居。6カ月前に大腿骨近位部骨折により入院。退院後リハビリに通うが、日常生活動作(ADL)が低下。70代で慢性腎臓病と診断。60代で高血圧を発症。娘さんによると、血圧の方は血圧計を計って、毎日気にしているのでお薬を飲み忘れることはないが、骨粗鬆症の1週間に1回のお薬は飲み忘れが多い。家にいるときは横になっていることが多く、何かするという気力が全くない。最近歯茎が腫れており、歯科医院にて治療。歯科医師にはアレンドロン酸ナトリウムを服用していることは伝えている。抜歯予定はない。

現在の検査所見

血圧126/76mmHg、脈拍 70回/分 、体重40kg、eGFR(推算糸球体濾過量)35mL/min、血清Cr;0.85mL/min

訪問時所見

血圧129/79mmHg、脈拍 71回/分、足のむくみ(-)、アレンドロン酸ナトリウム飲み忘れ1錠あり。

骨粗鬆症と現病歴の処方薬

〇整形外科・内科で
・イルベサルタン錠100 mg 1錠 分1朝食後

・アムロジピンベシル酸塩錠5mg 1錠 分 1朝食後

・アルファカルシドール錠0.5μg 1錠分1 朝食後

・アレンドロン酸ナトリウム水和物錠35mg 1錠 分 1起床時 木曜日服用

・酸化マグネシウム錠330 mg 3錠分 3 毎食後

〇歯科医院で
・ロキソプロフェンナトリウム錠60 mg錠 3錠 分 3 毎食後

・セフジニルカプセル100 mg 3カプセル分 3 毎食後

薬剤師紗希による骨粗鬆症の症例Point

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田中 嘉尚
たなか かなお

1999年3月徳島文理大学薬学部卒業後、臨床治験モニター、医療ライター、病院薬剤師、保険薬局薬剤師を経験。現在病院薬剤師をしながら、フリーライターをしています。
ITに興味があり、前職の病院で恩師との出会いにより「副作用発現リスク精査表」を開発し、特許を取得。現在も共同研究中です。
フリーライターになろうと思ったきかっけは、恩師が現役著者で論文や学会誌などの文書の書き方をご指導頂いたことが影響しています。
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