抑肝散の効果とは?レビー小体型認知症への処方解析
処方箋「アリセプトD錠」「ツムラ抑肝散」
<今日の処方箋>
【処方1】アリセプトD錠[般]ドネペジルOD錠 10mg 1回1錠 夕食後14日分
【処方2】ツムラ抑肝散 7.5g 1日3回 毎食前 14日分
患者背景
80歳女性。レビー小体型認知症と診断され、2ヵ月経過。
ドネペジル錠を初期用量である1日1回3mgから開始し、増量を重ねて現在の最高用量である1日1回10mgに至る。
今回、幻覚・幻視、悪夢を見て暴れる等が続き、思うように改善せず、抑肝散を上記内容で新規処方。
医師からは「本当は抗精神病薬を重ねる方法もあるが、副作用におけるQOL低下を避ける意味でも漢方で経過を見たい」とのこと。
尚、併用薬・副作用・アレルギー歴は特になし。