クイズ「花粉症の目の痒みにルパフィン錠が処方された理由は?」
処方箋「ルパフィン錠(ルパタジン)」と「アラミスト点鼻液」
<今日の処方箋>
【処方1】ルパフィン10mg[一般名]ルパタジン錠10mg 1回1錠 1日1回就寝前 28日分
【処方2】アラミスト点鼻液27.5μg 56噴霧用[般]フルチカゾンフランカルボン酸点鼻液 1日1回鼻腔に2噴霧
花粉症の鼻詰まりと目の痒みを訴える患者背景
50歳女性。3月花粉症シーズンの中、鼻詰まりが辛く、耳鼻咽喉科を受診。
併用薬には眼科でアレルギー性結膜炎のため、パタノール点眼液0.1%[般]オロパタジン点眼液0.1%を使用中。それでも目の痒みの症状は芳しくない。
他、市販の点鼻薬で対応していたが、今シーズンはそれでも効果が芳しくなかったとのこと。
内服の併用薬は特になし。
ここで患者さんから質問が。
「先生から『花粉症のアレルギー症状に、鼻の痒みや鼻詰まりに少しアプローチが違う、効果的な抗アレルギー薬のルパフィン錠(ルパタジン)を処方する』と言われました。また、『目薬は既存のパタノール点眼液を使用しつつ、今回のルパフィン及び点鼻薬も実は、目の痒みにも効果的な可能性がある』と言われました。先生に聞きそびれてしまいましたが、ルパフィンは具体的にどのように作用するのですか?また、点鼻薬で目の痒みも治る可能性があるとはどういう意味でしょうか?詳しく教えて下さい」