更新日: 2018年7月30日
木村 利美
血清Cr1.1mg/dLの女性 ダビガトラン投与量の評価方法は?
80歳女性、体重38kg、血清クレアチニン1.1mg/dLの患者。抗凝固薬であるダビガトランを服用している。ダビガトランは透析患者を含む高度の腎障害患者には禁忌である。この患者のダビガトランの投与量の評価方法として正しいのはどちらか?
【選択肢】
-
A. この患者の糸球体濾過率(eGFR:mL/min/1.73 m2)を計算式より求めると、eGFR=36.7 mL/ min /1.73 m2となる。ダビガトランの添付文書に従い、この方の腎機能障害の度合いは中等度であると判断し、1回110mg1日2回投与とした
-
B. この患者のクレアチニンクリアランス(CCr:mL/min)をCockcroft-Gaultの計算式より求めると、CCr=24.5 mL/minとなる。ダビガトランの添付文書に従い、この患者の腎機能障害の度合いは高度であると判断し、ダビガトランは「禁忌」であると判断した
<問題・解説提供>木村友絵先生
解答&解説はこちら
血清Cr1.1mg/dLの女性 ダビガトラン投与量の評価方法は?
…
すべてのコラムを読むにはm3.com に会員登録(無料)が必要です