電話をかけ続けるのはNG?医師と連絡が取れないときの対応
100名の医師に、薬剤師と働くうえでの喜怒哀楽やエピソードを伺うシリーズ。今回のテーマは「薬剤師との関わり方」です。
やりとりの頻度、内容、手段だけでなく、医師が忙しいときの疑義照会についてもアンケートを取りました。ぜひ、参考にしてみてください。
7割の医師が「週1回以上」薬剤師とのやり取り
Q.日常診療において、薬剤師とのやり取りの頻度はどの程度ありますか?(2019年8月エムスリー調べ)
7割の医師が、1週間に1回以上は薬剤師とのやり取りがあるようです。
では、薬剤師とやり取りをする内容や手段についても見てみましょう。
予想通り?処方に関する相談が圧倒的多数!
Q.薬剤師と関わるときは、どんなときが多いですか?(2019年8月エムスリー調べ)
Q.薬剤師とのやり取りはどんな手段が多いですか?2019年8月エムスリー調べ)
「疑義照会」と「処方に関する相談」が9割を占めており、やはり処方に関するやり取りが多いようです。
やり取りの手段は「電話」が最多。
これは薬剤師による疑義照会としての利用が多そうですが、電話をしても医師が忙しく確認できないケースも多いですよね。
では、医師が希望する連絡が取れないときの望ましい対応についても見てみましょう。
「看護師や事務方に伝えてほしい」が半数以上!
Q.先生がご多忙で、薬剤師からの連絡がなかなか通じない、といったケースについてどういうコンタクトが望ましいと思いますか。ご自身の意見に最も近いものをお選びください。(2019年8月エムスリー調べ)
半数の医師が「看護師や事務方に伝える」を希望しています。
一方、「つかまるまで、電話をかけ続けてほしい」と思っている医師は少数派であることがわかりました。
とはいうものの、医師と患者さんの板挟みで大変な思いをするときもありますよね?
どうしても医師と連絡を取りたい場合は、事情を説明したうえで「〇〇先生と連絡を取る方法はありませんか?」と聞いてみるのも、ひとつの手です。
次回のコラムでは、実際に医師がストレスに感じた薬剤師の疑義照会について取り上げます(※辛口コメントもあります)。どうぞ、お楽しみに!