患者さんを副作用から守りたい!「どんぐり未来塾」笠原先生に聞く
「ファーマシストの流儀」第2回は、薬剤師として働く傍ら、副作用機序別分類の研修会やデータベースの作成を行う「どんぐり未来塾」理事でもある笠原靖幸先生。副作用機序別分類を広める活動をされています。副作用機序別分類とは医薬品の副作用を発生機序別に考え、3つの発生機序、薬理作用・薬物毒性・薬物過敏症に分ける方法論で副作用を正しく予測するために必要な方法のこと。なぜその活動をされているのでしょうか。「どんぐり未来塾」について、薬剤師としての姿勢などについてお話をうかがいました。
笠原靖幸先生
経歴:富山医科薬科大学薬学部卒。山形県薬剤師会所属。スポーツファーマシスト。普段は薬局薬剤師として勤務。NPO活動法人どんぐり未来塾理事。どんぐり未来塾では、研修会や勉強会などを積極的に行っているほか、データベースの作成などにも注力している。
菅野先生の「薬剤師は副作用の番人になれ」に感銘
はじめに笠原先生の経歴や専門分野、資格などについて教えてください。
2002年院卒で今の薬局にて働きはじめました。山形県の薬剤師会に所属、薬物乱用防止活動などを行っています。あと、スポーツファーマシストの資格も持っています。どんぐり未来塾は、2011年に参加するようになりました。
スポーツファーマシスト、どんな資格ですか。
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