ひとりでもできる! こども薬剤師体験の伝道者・権藤雅彦先生のファーマシストの流儀
「ファーマシストの流儀」第5回は、薬剤師になりたいこどもの夢を応援する「『記憶と記録の残る』こども薬剤師体験」を開催し、そのノウハウを広く薬剤師界へ還元する啓発活動を続けている権藤雅彦先生です。体験会開催の経緯から、体験会が記憶と記録に残るためのしかけ、啓発活動を行う思いなどをうかがいました。
権藤雅彦(ごんどう・まさひこ)先生
薬剤師/有限会社不知火メディクス 取締役薬局長
経歴:福岡大学薬学部卒。製薬会社勤務、病院薬剤師を経て、有限会社不知火メディクスにて調剤薬局・管理薬剤師の後、現職。2016~17年に「『記憶と記録の残る』こども薬剤師体験」を開催。その経験をもとに、“ひとり薬剤師”でもできる薬剤師体験会の啓発活動を行っている。福岡県出身。
目の前に「薬剤師になりたい」こどもがいる。今やらなきゃ意味がない!
はじめに権藤先生の経歴と現在のお仕事について教えてください。
権藤先生(以下、敬称略):1964年8月生まれの福岡県出身ですが、父の転勤で小学校6年生のころから高校卒業まで沖縄、千葉、大阪と過ごしました。